【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】明日からの連休、私は本文中にも登場する、福田雄一さんが脚本・演出、そして出演しちゃう舞台『U-1グランプリ』を見に行きます。面白くないわけがないよね~。笑って過ごしますよ、GWを。
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4月を迎え、さまざまな新番組がスタートしました。その中から、ジワジワと私の心を侵食している2つの番組『しろくまカフェ』(テレビ東京)と『コドモ警察』(TBS)を紹介したいと思います。
『しろくまカフェ』は同名のマンガが原作のアニメ。とある町の人気のカフェ「しろくまカフェ」に集まる人々や動物たちの様子を描いた作品で、人間と動物が対等にコミュニケーションを取る一方、動物の中には「動物」として動物園でアルバイトをするものもいるという不思議な設定にもかかわらず、それを凌駕してしまうほどの登場人物(動物?)たちのとぼけたやり取りが魅力となっています。
そのとぼけた雰囲気をかもし出す筆頭がしろくまカフェのマスター、シロクマくん。ホッキョクグマのシロクマくんはダジャレが大好きで、店の常連客のペンギンさんを相手に、コスプレあり、小道具ありのダジャレを披露します。今週の『しろくまカフェ』は、そんなシロクマくんのダジャレが炸裂。そのひとつは、「スマホ」から「簀(す)巻き」、「ちまき」、「ハチマキ」、「葉巻」、「ハマチ」、「キムチ」と、ペンギンさんのツッコミがなければいつまでも続くネバーエンディングストーリー。「簀巻き」のときにはムシロで全身を巻かれ、「ハチマキ」は頭にしっかりハチマキを巻き、「葉巻」は中折れ帽をかぶってダンディに葉巻をくゆらし...と、手の込んだシロクマくんのダジャレは、いっそ心ゆくまでやってほしいと思ってしまいます。
アニメ版のストーリーは原作を元に再構成されていますが、マンガで心を奪われた人も必ず楽しめるはず。次回はこれまたカフェの常連・パンダくんのことが大好きな花屋のイケメン店長、リンリンこと林厘太郎(はやし・りんたろう)が登場!来週からの展開も見逃せません。
そしてもうひとつの番組『コドモ警察』ですが、こちらも設定が摩訶不思議。悪の組織の仕業により、なんと刑事たちがコドモの姿に!中味はオトナのままなのに、見た目がコドモだからという理由で昼間は幼稚園や小学校に通う羽目になり、さらに体力や嗜好までがコドモになってしまったせいで早めに眠くなって夜の捜査ができなくなったり、事件現場の遊園地で遊びたい気持ちを抑えられなくなってしまったりと、思わぬ苦労を強いられます。
主役の「デカ長」こと大沼茂を演じるのは『マルモのおきて』で一躍有名になった、鈴木福くん。本来ならば、50歳のデカ長は苦みばしったいい男という雰囲気で、それはまるで『太陽にほえろ!』のボスこと石原裕次郎風。同じ特殊捜査課の刑事・マイコには『家政婦のミタ』でブレイクした本田望結ちゃん。こちらは『あぶない刑事』の浅野温子を意識した感じ。本当はアラサーですが、レッドヴィーナスのせいで今やアラテンです(笑)。また、本庁勤務のエリート刑事として登場するのが、昨年デビューしたジャニーズのグループ「Sexy Zone」のマリウス葉くんなど、刑事を演じるのはほとんどが本物のコドモたちです。その中で唯一、外見も中味もオトナなのが、新人刑事・国光を演じる勝地涼さん。しかし、いくら見た目がオトナでも「新人」であることには変わりなく、コドモ刑事たちに行動をいさめられたり、失敗を恫喝されたり、また時にはからかわれたりするのです。
このドラマの脚本・監督を務めるのは、去年このブログでも取り上げた、『勇者ヨシヒコと魔王の城』の福田雄一さん。『ヨシヒコ』の原点は『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』でしたが、『コドモ警察』には『太陽にほえろ!』的な要素がちりばめられています。福くん演じるデカ長の石原裕次郎っぽさもそうですが、ほかにもジーパンや長さん、ゴリさん、殿下を意識しているようなキャラの刑事がいたり(もちろん全員コドモ)、特殊捜査課の刑事全員にあだ名があったり、ラストシーンはちょっと楽しげな雰囲気になって福くんの笑顔で終わったり...と、本物のオトナには気になる小ネタが満載です。
そして、コドモになった刑事たちとレッドヴィーナスの戦いと同じぐらい気になるのが、デカ長と鑑識課の美人キャリアウーマン、松田凛子の恋の行方。福くんと吉瀬美智子さん演じる凛子の「オトナの男女」のやりとりは相当見ものです。
というわけで、当ブログは今クール、『しろくまカフェ』と『コドモ警察』を全面的に押していきます!
【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】先日の『R-1ぐらんぷり』。COWCOW・多田さんの優勝は、今度こそコンビとしてのブレイクにもつながってほしいです!ただ、2位のすぎちゃんにもかなりの追い風が...。またもや
準優勝がチャンピオンを脅かすのでしょうか。今後に注目です。
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東日本大震災から1年です。
まだ1年前のことだからなのか、あまりにも強烈な出来事だったせいなのか、あの日のことは今でもよく覚えています。私は実家が東北で、父の仕事の都合で東北のほかのいくつかの県に住んだこともあったので、あの日夜通しテレビから流れてくる映像や情報のすべてに目や耳を疑い、とても衝撃を覚えたものです。
被害の甚大さには、東北に縁がある人のみならず、全国、そして世界中の人たちが衝撃を受けました。そして、あちこちからさまざまな形で支援の輪が広がり、少しでも被災した方々の力になれればと多くの人たちが考えた1年だったと思います。
その震災から丸1年を迎える前日、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)では、「東北とつながってるね!生放送でプレゼントSP!」と題して、東北で被災した方々に出演者の私物をプレゼントするという企画が放送されました。これには賛否両論あったそうですが、私はとてもよい番組だったと思っています。被災した方々のメッセージが読まれたことで、「仮設住宅で使っているボックスは透明で、下着が入れられない」というような、一見些細なことではあるけれど、住んでいる人にしか分からない悩みがあることや、原発で働く人たちを心配しながら支える家族がいること、津波で大きな被害にあった気仙沼で震災から3日後に救出された後、すぐ町の人のために働かなければならなかった方がいたことを、『めちゃイケ』を通して改めて知ることができました。
東北の人は我慢強く、つらくてもそれを口にできない人が多いです。「もっと大変な思いをした人がいる」と思えばなおのこと、自分なりの苦しい思いを誰かに言うことはできません。岡村さんの愛車が当たった方のメッセージに「もっともっともっと大変な経験をした人に比べれば、私たち家族は幸運です。つらかった。」という言葉がありましたが、この1年は幸せであることが逆につらく苦しかったという方も多いと思います。実は海沿いの街ほどではないけれど、内陸でも震災後数日にわたってライフラインが寸断され、外は雪が降るほどの寒い時期に暖房もなく、お湯も出ない生活をしていた人たちが多くいました。でも、津波で家を流され、身近な人を亡くした人のことを思うと、弱音を吐くわけにはいかなかったのです。今回の企画は、そういう「それぞれにとって未だかつてない経験をした方々」が誰に遠慮することもなく、自分や家族の本当の思いを伝えられる機会にもなったのではないかと思います。
今回の企画では、出された私物をオークションにかけて募金するほうがいいと思う人もいたようです。でも、私はこういう形でプレゼントをしたからこそ、番組関係者だけでなく、視聴者も被災した人々の本当の思いを知り、改めて震災を思い出すことができたのだと思っています。今後は出演者の皆さんの私物が縁になり、東北の人たちと本当の意味で「つながり」を持ち、今年の3月11日だけでなく、今年の残りの日々や来年、再来年、その先もずっと、震災のことを心のどこかにとどめておくきっかけになればといいなと思います。
※追記※
1年前には、当ブログでこんなことを書いていました。
【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】『Chewing Over』がFacebookとTwitterを始めました。このコラムの感想などもFacebook、Twitter経由でいただけたらウレシイです。どうぞよろしく。 -------------------------------------------------------------
「芸人マジ歌選手権」は『ゴッドタン』の名物企画のひとつ。芸人さんたちが、自ら作ったオリジナル曲「マジソング」を披露するこの企画はこれまでにも、なぜか女性キャラで乙女の恋心を歌うバナナマン・日村さん、どんな楽器でもすばらしいテクニックを披露するマネージャー・大竹さんとこれまたバカテクのドラマー、風間カメラマンを擁する東京03・角田さんのバンド、そして森三中・大島さんと黒沢さんの容姿は地味なのに、歌はドリカムばりに伸びやかな(でも最近、懐かしの「シノラー」に路線変更した)ユニット・「サービスブランド」など、さまざまな「マジソングライター」を輩出。そんな中、昨年9月に満を持して登場したのが、フットボールアワー・後藤さんでした。
後藤さんの「マジソング」は『ジェッタシー』。ブランキージェットシティーをほうふつとさせる曲調で、後藤さんのギターテクを見せつける場面もありましたが、共演の有吉弘行さんやバナナマン・設楽さんなどからは「ダサい」とこきおろされ、ゲスト出演していたダイヤモンド☆ユカイさんには「30年前の歌詞」と言われ、結局、ギター漫談扱いされる始末でした(笑)。しかし、今年1月に行われた『まさかのマジ歌フェスティバル2012』で、後藤さんは『ジェッタシー』のPVを披露。ご本人がいなかったこともあり、MCのおぎやはぎに再び「ダサい」と言われまくったのですが、聞き捨てならない後藤さんはもう一度『ジェッタシー』を引っさげて『ゴッドタン』に登場。そうして行われたのが、2月11日放送の「ジェッタシーはダサぁない!ホンマはカッコええんやでー対決!」でした。
番組ではこの日も結局、「ダサい」扱いになっていましたが、私はダサくないとは言いにくいけど(笑)、「芸人さんが真面目に取り組めば取り組むほど面白い」の象徴が『ジェッタシー』なのかも、と思っています。森三中の「サービスブランド」も歌はうまいし、曲もいいし、音楽的には笑いにつながる要素がないのに、「うますぎるがゆえの面白さ」がたまりませんでした。角田さんのバンドも同じで、大竹マネージャーや風間カメラマンがものすごいテクニックで演奏すればするほど面白い。『ジェッタシー』も同様で、後藤さんが歌い、ギターソロを弾くだけで笑いがこみ上げてきます。以前、後藤さんが「GO☆TO」名義で歌った『今は東へ』もニヤニヤが止まらない感じではありましたが、途中のコール&レスポンスに若干の笑いの要素が含まれていたので、今回ほどではありませんでした。やはり、笑いを排除してこその面白さが『ジェッタシー』には隠されているのでしょう。PVのほうでは最後にドヤ顔で笑いのエッセンスを加えていましたが、後藤さんには不本意でも、実は真面目な演奏こそが爆笑につながっている気がします。
同じように、芸人さんが歌を披露する『お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル』(フジテレビ)という番組もありますが、あちらは「芸人」というより、「歌がうまいタレント」が集まっている印象が強く、面白さは歌ではなくトークからという感じです。いろいろ好みはあると思いますが、私は「マジ歌」の「うますぎるがゆえの面白さ」で笑いたい。そして、『ジェッタシー』はダサいけど、クセになるし面白い!と言っておきます。
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【最近の私】先日、
『勇者ヨシヒコと魔王の城』ハマッたおかげの『モンティパイソンのスパマロット』と、タッキーの『滝沢革命』を見てきました。『スパマロット』はバカバカしくてサイコー!『革命』は水の量が去年を上回り、ショー的要素も増えて、ちょっと感動的でもありました。今年は舞台にハマリそうです...。
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今年も年末年始はたっぷりバラエティ番組を見ました。毎年恒例の番組もたくさん放送されていますが、その中でも私が楽しみにしているのは『新春TV放談』(NHK)です。4年前から毎年、お正月に放送されている『新春TV放談』は、放送作家やタレントなど、テレビに関わる人たちがNHK・民放を問わず、ざっくばらんに「テレビ」について語るというもの。今回は、司会が毎年お馴染み千原ジュニアさんと橋本奈穂子アナウンサー、パネラーはAKB48の生みの親でもある、作詞家の秋元康さん、映画『モテキ』の監督・脚本も務めた映像ディレクターの大根仁さん、ラジオパーソナリティの小島慶子さん、放送作家の鈴木おさむさん、そして関根勤さんでした。
番組では、ドラマやバラエティなどジャンルごとに話を進めるのですが、やはり一番気になるのはバラエティの話題。NHKが500人に調査した「視聴者が選ぶ人気番組ランキング」では、1位が『アメトーーク!』(テレビ朝日)、2位が『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)、3位が『しゃべくり007』(日本テレビ)という結果でした。トップ3は2年連続同じ顔ぶれで、上位10番組を見ても去年新しくスタートした番組はナシ。この結果から導き出されたキーワードは「出てこい!ニューフェイス!!」でした。新たな人気番組の登場を期待する意味が含まれていると思いますが、実際のところ、今は新しいバラエティ番組が広く人気を集め、定着するのは難しいように思います。
最近は番組改編期に限らず、よく2時間程度の「スペシャル番組」が放送されています。枠が拡大されると、その番組を長く楽しむことができますが、一方でいつもその時間に放送されている別の番組は1週休みになります。私のイチオシ若手タレント、関ジャニ∞昨年9月から土曜夜8時に放送されている『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日)という番組に出演していますが、第1回・第2回こそ2週連続で放送されたものの、第3回は1か月後の10月、11月にいたっては1度も放送されませんでした。『仕分け∞』の場合は、途中フィギュアスケートの大会などスポーツ中継もあったのですが、ともあれ同じようなスタイルで続いている番組は他にもあり、これではいくらニューフェイスが既存の人気番組の牙城を崩そうとしても簡単には行かない気がします。
放送関係者の方のツイッターなどを見ていると、バラエティ番組は今のような形での放送がしばらく続くようです。そんな中で、私が来年ベスト10に食い込むであろうと期待したいのは、日曜夜に大河ドラマの裏で放送されている『クイズ☆タレント名鑑』(TBS)です!...と言いたかったのですが、なんと3月での打ち切りが発表されてしまいました!「クイズ」という形式は取っているものの、問題に答えることより回答者である芸人さんのその場のノリやお約束の流れのほうを重要視する、もはや「集団芸」のような番組で、以前にはこれを無視して真面目に答えた小島よしおさんが回答者席から2度の追放を受けるという出来事もありました(笑)。そんなふうに1回目より2回目、2回目より3回目...と回を重ねて見るごとに中毒性が増す番組なのですが、ゴールデンタイムの悪ふざけも今年の3月まで。これこそ「スペシャル」での復活を祈りたいところです。
というわけで、今年もHDDの残り容量の少なさと見たい番組の数が合わないというジレンマと戦いながら(泣笑)、いろいろなバラエティを見続けたいと思います!2012年もどうぞよろしくお願いいたします。
【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】今年も毎年恒例、
関ジャニ∞のコンサートに参戦!今までより演出が派手になり、彼らを取り巻く状況の変化を感じたりもしました。ただ、ご本人達はこれまでどおり、オモロかっこいい兄ちゃん達でありつづけているのでしょう。楽しくて、ちょっと感動的な3時間でした。
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先日行われた『THE MANZAI 2011』(フジテレビ)。パンクブーブーが『M-1グランプリ』での優勝に続いて2冠を達成するという結果になりましたが、この大会は審査や戦い方のシステムだけでなく、さまざまな点で『M-1』とはまた違った楽しさがあったように思います。
一番大きな違いだったのは、『M-1』のようなヒリヒリした緊張感がなかったこと。私はこの大会も予選から見ていたのですが、『M-1』では芸人さんはそれぞれ漫才をするだけだったのに対し、『THE MANZAI』は決勝進出者を決める本戦サーキットから、全組のネタが終わった後に当日出演したすべての芸人さんが登場。その日のMCを中心にトークをするわけですが、2700のツネさんとダイノジ・大地さんが「右ひじ・左ひじ」のバトルをするノリが生まれたり、「漫才の大会なのにコントをしていた」と小道具を使うネタを披露したグランジがいじられたり、流れ星のちゅうえいさんが突然、一発ギャグをやったり、といった感じで、毎回、終始なごやかでした。
決勝でもその雰囲気は継承され、オープニングでは大会最高顧問のビートたけしさんがちょんまげ姿の病人で登場し、最高顧問不在中は、爆笑問題のお2人を(しかも、ネズミの格好で「爆チュー問題」になっていた2人を)別のスタジオから強制的に連れてくるなど、漫才以外のところにも楽しさが盛り込まれていたように思います。先日の『おかっちMC』(フジテレビ)で千鳥のノブさんが「登場のとき、東京ではあまり知られていない自分たちの漫才さえも盛り上げようとするスタッフさんに救われた」と言っていましたが、この大会は、「楽しさの中の真剣勝負」を目指していたのかもしれません。
それから、視聴者が審査に参加できるという「国民ワラテン」ですが、始まる前は正直、あまり期待していませんでした。でも、実際やってみたらこれが意外と楽しい。面白かったところでワラテンボタンをクリックしながら見ることで、より漫才に入り込めるような気がしたし、おかげで結果に一喜一憂することができ、それがまた「今後もこの芸人さんを応援しよう」という気持ちにつながって行きそうな気がします。
ちなみに、私の中のワラテン最高得点をたたき出したのは、たぶんテンダラーではなかったかと。必殺仕事人の役をやってみたいという漫才でしたが、刀を忘れたり、別の仕事人が出てきたりと、いろんなパターンのボケが繰り出され、本戦サーキットでも見ていたネタなのに涙が出るほど笑ってしまいました。途中からは、ボケの浜本さんが「♪タカター」と仕事人登場の曲を歌いだすだけで笑えてしまい、もはやパブロフの犬状態(笑)。久しぶりに、ハマーダンスも見られて大満足でした。
そんなこんなで、一時は開催さえ危ぶまれた『THE MANZAI』でしたが、きっと来年も行われることを願っています。そしてまた、何度も挫折したり、やめようと思ったりした芸人さんたちにスポットライトが当たるきっかけになってほしいと思います。
【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】『モヤさま』で毎回楽しみなのが「ハワイ」。ノリのいいヌシカンさんを見るたびに、ニヤニヤ&ホッコリしてしまいます。ああ、いつか行きたい、ハワイ出雲大社。
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先日、『モヤモヤさまぁ~ず』(テレビ東京)の伊藤Pこと、番組総合プロデューサー・伊藤隆行さんが『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』(集英社新書)という本を出版。これを記念して、伊藤Pと『モヤさま』出演者でもある大江麻里子アナウンサーによるスペシャルイベント「モヤモヤとーくショー」というイベントが行われ、私も深夜時代からの『モヤさま』ファンとして行ってきました。
会場は渋谷にある青山ブックセンター。まさに老若男女という言葉がふさわしい、現在就職活動中という年代からかなりの白髪まじりの方(笑)まで幅広い年齢層のファン100人が集まりました。イベント1週間前にホームページで行われた参加受付はあまりの盛況ぶりにサーバーがダウンするほどだったので、見ず知らずの人たちでも会場にいる皆さんはなんだか「戦友」のような気分でした。
さて、イベントは伊藤Pと大江アナが、『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』読者や当日会場に集まった人たちから寄せられた質問に答える形でトークを展開。前の週にさまぁ~ず・大竹さんの結婚式が行われたばかりだったため、最初はその話から。相方の三村さんはかなり早い段階で酔っ払っていたにもかかわらず、何かにつけて前に出て行き、そのたびに和田アキコさんに怒られるというポンコツぶりを発揮していたのだとか。大江アナはそんな泥酔してまでも式を盛り上げようとする三村さんにコンビ愛を感じていたそうですが、気持ちを共有できたのはつぶやきシローさんだけ。伊藤Pも全然共感できなかったそうです。
そんな大江アナは、『モヤさま』の中でさまぁ~ずのお2人からセクハラ?とも取れる発言や行動をされていますが、大江アナご本人は「セクハラと感じたことはない」とのこと。伊藤P曰く、さまぁ~ずをそんなふうに駆り立てるのは大江アナの「ワキ汗」があったから。今から4年ほど前、まだ深夜に放送されていた頃の「駒込」の回、湿気が高く暑い日のロケということもあり、服に染み出るほど盛大にワキ汗をかいてしまった大江アナ。この様子に大竹さんや三村さんがあえて触れたことは2人の愛であり、そしてセクハラに拍車がかかるきっかけでもあったようです。時に好奇心が上回り、おかしな格好で滑り台に乗ったり、手作りぶら下がり健康器にぶら下がった挙句、向かいの柱に股間を打ち付けそうになったりと、無意識のうちに自らセクハラを誘発する行動をしてしまうこともある大江アナですが、さまぁ~ずだけでなく、大江アナまでもが予想外の方向に走ってしまうところも『モヤさま』の面白さにつながっているのでしょう。
トークイベントには途中から番組の放送作家の北本かつらさんも参加し、別の放送局のスタッフからの質問を2人にぶつけていました。その中にはフリーになることを誘うようなものも。でも、伊藤Pも大江アナも今の環境を楽しんでいるようで、今後もテレビ東京でしかできないことを見せてくれそうです。
なお、このイベントのきっかけとなった『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』には『モヤさま』の裏話のほか、伊藤Pがテレビマンとして抱くテレビやバラエティ番組への思い、そしてサラリーマンとしての仕事術などが書かれています。大江アナやさまぁ~ず、伊藤Pが手がけていた番組『やりすぎコージー』のMCだった大橋未歩アナなどの伊藤Pへの言葉などもあり、面白くて熱い内容でした。『モヤさま』ファンやお笑い好きの人にはもちろん、楽しく読めるビジネス書としてもお勧めです。
【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】近の私:今回の『IPPONグランプリ』、影のMVPは、観覧ゲストの渡部豪太さんでしょうね。やたら真面目な感想を言おうとするその様子は面白くもあり、好感も持てました。アジダス~!
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週末に放送された『IPPONグランプリ』(フジテレビ)。決勝にはネプチューンの堀内健さんと「世界のナベアツ」改め桂三度さんが残り、堀内さんが一方的な戦いで「珍味対決」を制するという思いがけない結果になりましたが、今回も千原ジュニアさんの「景観をそこねる?オレがか!」(お題:写真で一言)、有吉弘行さんの「こういうんじゃないんだよな」など、記憶に残る回答、名言が飛び出す見ごたえのある大会でした。
こういう「大喜利」はライブでよく行われており、人気のイベントになっているものもあります。その最たるものは『ダイナマイト関西』でしょう。『キングオブコント2008』の覇者、バッファロー吾郎が主宰するイベントで、もともとは2人の「おもろいから売れるのか?売れたからおもろいのか?」という疑問から始まったと言います。芸人さんは面白いからこそ売れるはずなのに、必ずしもそうとは限らない。それなら自分たちで最強の芸人さんを決め、その人が売れればしっくり来るはず、ということで『ダイナマイト関西』はスタートしました。
第1回大会が行われたのが99年。大阪のライブハウスで始まったイベントは、今では収容人数2000人規模の会場で行われる大会に。出場者も当初は吉本の芸人さんだけでしたが、ほかの事務所に所属する芸人さん、そしてライター、漫画家、俳優、さらにはプロレスラーなど、他ジャンルからも参加する大会となっています。
先日の『IPPONグランプリ』に出場していた、チュートリアル・徳井さんも『ダイナマイト関西』にたびたび出ており、「祇園の若旦那」というキャッチフレーズにふさわしい、ちょっと切なかったり、余韻が残ったりするような回答が特徴です。今回の「どのみち勢いで始めた仕事だから...」(お題:中村吉男さんが番台を引退する理由は?)「あの子なりに楽しんでいるんです」(お題:カルタの読み札)も私としては相当好きでした。それから、S的な答えが持ち味(笑)のバナナマン・設楽さんも、相方の日村さんと共に『ダイナマイト関西』に出場した経験があります。そのときは2人とも勝ち進み、準決勝ではバナナマン対決になりました(結果は日村さんの勝利)。
しかし、『ダイナマイト関西』で忘れてならないのは、やはりケンドーコバヤシさんでしょう。持ち前のバリトンボイスと得意の絵をまじえて数々のホームランを放ち、優勝経験もあるコバヤシさんですが、一方で危うく自滅しかけるという過去も。2006年の『ダイナマイト関西2006~オープントーナメント大会~開幕戦』では、麒麟・川島さんを相手に勝利を目前にしながら自らの下ネタでポイントを失い(笑)、サドンデスになるという波乱がありました。大阪で見たこの試合、コバヤシさんがイスから崩れ落ちる姿は今でも忘れられません。さらにコバヤシさんはプレーヤーとしてだけでなく、解説席でも活躍。バッファロー吾郎・竹若さんを毎回、「若竹さん」と呼び、「問題チェンジ」の声がかかると「モンチェン」と言うのはもはやお約束であり、見に行く人たちの楽しみのひとつでもあります。
バッファロー吾郎・木村さんは、『ダイナマイト関西』をいつか大晦日にテレビで放送される大会にしたいと話していました。『IPPONグランプリ』のようにグループごとではなく1対1の戦いのため、2人の回答を待つ間には会場が静けさに包まれる場面もあり、初めて見る人は少し戸惑うかもしれません。でも、息を呑む戦いの中で笑いの技が繰り出され、張り詰めた空気の会場に一気に爆笑と拍手が起きるその様子はまさに格闘技。実現すれば、日本中の茶の間が笑いの戦いに注目し、ツイッターは『ダイナマイト関西』祭りになるでしょう。
『ダイナマイト関西』の過去の大会は、現在、DVDでも見ることができます。『IPPONグランプリ』とはまた違う、大喜利の面白さを是非ご覧ください!
【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】『あらびき団』がまさかの最終回を迎えました。ずっと続いて、ずっとニヤニヤさせてくれる番組だと思っていたのに...。でも、大トリがメグちゃんというのは『あらびき団』らしかったですね。
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先日、カリカというコンビが解散しました。林克治さんと家城啓之さんの2人がコンビを組んだのは1997年。テレビへの露出こそ多くはありませんでしたが、舞台を見に来る熱いファンがいて、今年も6月に単独ライブを2日間に渡って開催していました。しかし、林さんは芸人を引退し、家業を継ぐことを決意。14年も芸人を続けてきた末の出来事は、カリカのことをあまり知らない私にとっても驚きでした。
先週末、そんな林さんの「カリカ・林」として最後の仕事となった、放送作家の鈴木おさむさんがパーソナリティを務めるラジオ『考えるラジオ』(TBSラジオ)を聞きました。この日のテーマは「カリカ林さんの生き方について、『ここまでやったのにもったいない』と思いますか?それとも、『潔い』と思いますか?」。大ブレイクこそなかったけれど、業界内でも評価が高く、先輩の千原ジュニアさんも、カリカが世の中に知られる日はそう遠くないと思っていたそうです。でも、ご本人は芸能界での自分の才能に限界を感じ、誰に相談することもなく、芸人生活にピリオドを打ちました。「もったいない」ことなのか、「潔い」ことなのか、もちろん結論が出るような話ではありませんでしたが、私は誰がどんなに引きとめようとしたとしても、林さん自身が納得した上での決断なら、周りはそれを受け入れるしかないんだろうなという気がしました。
今回、この林さんの話を聞いて思い出したのが、3週間ほど前に見た舞台『NGワードライフ』です。作・演出を『考えるラジオ』のパーソナリティでもある鈴木さんが務め、今田耕司さん、宮川大輔さん、カラテカ・入江さんなどが出演したお芝居で、内容はコメディではなく、芸人さんのつらさや苦しさ、そして暖かさを描いたもの。この中に、トシ坊という芸人さんが出てきます。10年も芸人を続けながら、なかなか売れず、アルバイトをしながら活動しているのですが、その彼がこんなことを言います。
「才能がなかったら、芸人続けちゃダメなんですかね...」。
目標に向かって何かを続けるというのは、傍から見ればバカバカしく見えたり、未練がましく映ったりするのかもしれません。でも、頑張り続けることも1つの才能です。たとえ、自分が思い描いていた場所に辿りつけなかったとしても、その気持ちはどこかできっと役立つはず。納得の行くまでとにかく続けてみる、という選択は、私はアリだと思います。『M-1グランプリ』や『R-1ぐらんぷり』のような賞レースでようやく日の目を見た芸人さんの涙を見たり、笑いを混じえた苦労話を聞いたりすると、ネタで大笑いしながらも芸人さんへの敬意を抱いてしまうのは、いつかくる「その日」にかけてきた思いをどこかに感じるからなのかもしれません。
芸人さんが数多く活躍する今、カリカ以外にも解散するコンビがいますし、林さん以外にも芸能界を去る人がいます。でも、10年以上に渡って活動を続けてきたカリカ林さんの決断だからこそ、何か重いものを突きつけられたような感じがしてなりません。もちろん、ずっとカリカを、林さんを見続けてきた人の思いには全然かなわないのだけどね。
【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】先月は私イチオシの若手、
関ジャニ∞がいろんな番組で『24時間テレビ』の宣伝をしていましたが、個人的ヒットは『PON!』(日本テレビ)でのますだおかだ・岡田さんとの絡み。西川ヘレンさんのエピソードも飛び出し、あの数分間だけは画面が関西でした(笑)。
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ここ2か月ほど、私の心を捉えて離さない番組があります。それは『勇者ヨシヒコと魔王の城』(テレビ東京)。金曜深夜に繰り広げられるこのコメディタッチの冒険ドラマは、思いがけないストーリー展開と小ネタの連発で各地にファンを生み、今や放送時間になるとツイッター上で感想が飛び交い、『勇者ヨシヒコ』関連の言葉がトレンドキーワードに上がるほど。私の周りでもファンが増殖中です。
『勇者ヨシヒコと魔王の城』は、村の勇者に指名された若者・ヨシヒコ(山田孝之)が疫病に苦しむ村人たちを救う薬草と、その薬草を求めて出かけたまま帰ってこない父テルヒコ(きたろう)を探す旅をするというストーリー...のはずでした。ところが、第1話の後半でヨシヒコは早くもテルヒコと再会。しかも、テルヒコは背負いかごにいっぱいの薬草を持っていたのです。何か村に戻れなかった事情があるのかと思いきや、テルヒコは旅先である女性と恋に落ち、幸せな家庭を築こうと決心。それでバツが悪くて村に帰れずにいたのでした...。
1話目にして、いきなりヨシヒコの目的達成!そして、父テルヒコのしょうもなさ!!結局、本当の疫病の原因は魔王の仕業であることが分かり、何とかヨシヒコの旅は続くことになるわけですが、その後のストーリーも推して知るべし。行く手を阻む盗賊は、ヨシヒコを脅していたはずが突然現れた自分の母親とケンカを始めたり、「悪党」として登場するキャラクターが『ドラえもん』のジャイアンに酷似していたり、かっぱ寿司のCMに出ているザ・ギースの尾関さんがかっぱの役で登場したりと、話の本筋からわき道まで本当に気が抜けません。
そんな笑いどころ満載の『勇者ヨシヒコ』の原点は、この作品の脚本と監督を手がけた福田雄一さんが何百回と見てきた、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』にあるのだそう。イギリスのコメディユニット、モンティ・パイソンのこの映画は低予算で作られたコメディ作品で、伝説の英雄・アーサー王の物語をパロディ化したもの。『勇者ヨシヒコ』も「予算の少ない冒険活劇」をうたっており、こちらは『ドラゴンクエスト』をパロディにしています。さらに、実写なら大掛かりになるはずの戦いのシーンがいきなりそこだけアニメで処理されたり、かわいいコアラが(『ホーリー・グレイル』ではウサギでしたが)突然、人間に牙を向いて襲い掛かったりするのも『ホーリー・グレイル』の要素を取り入れたというか、パイソニアン(モンティ・パイソンの大ファン)でもある福田さんが再現したかったシーンなのでしょう。ほかにも、元ネタをパク...もとい、リスペクトしているシーンがあるようですが、さすが来年、モンティ・パイソンの舞台『モンティ・パイソンのスパマロット』日本版を手がけられるだけあって、その本気度合いは見事です。
しかし、『勇者ヨシヒコ』には『ホーリー・グレイル』をも凌駕するであろう、濃いキャラクターがそろっています。それが、ヨシヒコと共に旅をする3人のメンバー。ムラサキ(木南晴香)は小学生の落書きレベルの似顔絵を頼りにヨシヒコを父の仇と信じる娘で、魔法使いのメレブ(ムロツヨシ)は呪文が使えるものの、鼻が上に向く「ハナブー」や突然甘いものが食べたい欲求に駆られる「スイーツ」など、かなり微妙なものばかり。そして、この番組の1点豪華主義といっても過言ではないのが戦士・ダンジョー。『課長・島耕作』などの渋い演技で知られる宅麻伸さんが扮していますが、急におネエ口調になったり、躊躇することなく下ネタを口にしたりするのは軽く衝撃的であり、そして、宅麻さんの今後が心配でもあります(苦笑)。
さらに、いつもヨシヒコたちに雑な感じで旅のお告げをする仏(佐藤二朗)や、毎回ラストシーンだけで人生の紆余曲折を感じさせるヨシヒコの妹・ヒサ(岡本あずさ)など、愛すべきキャラクターのオンパレードとなっています。
というわけで、『勇者ヨシヒコと魔王の城』はストーリーもいよいよ佳境を迎えていますが、こんな感じの展開なので(笑)、今まで番組を見てない方も絶対楽しめます!ちなみに、毎回ゲストが演じている盗賊役ですが、来週は小栗旬さんが登場。どんな崩れっぷりを見せてくれるのか、今夜の予告編から楽しみです。さあみんな!この非常識な冒険にカモン!
【written by きただてかずこ】 子供の頃からお笑いが好きで、オトナになった今もバラエティ番組を見なければ夜も日も明けぬ毎日。ライブにもしばしば足を運び、笑える喜びにどっぷり浸りまくっている。
【最近の私】先日の『27時間テレビ』はすべてが面白かった!『アカン警察』の中居くんの友達、仙台放送のガキさん、やべっちのマラソンの中での小ネタ集...いろいろ長く語り継がれるエピソード満載でした。
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先日、「Like a record round! round! round! Japan」というユニットのライブに行ってきました。実はこれ、藤井隆さんとレイザーラモン・RGさん、椿鬼奴さんが、80年代・90年代の洋楽を歌うだけのユニット。あえて笑いの要素を組み込むわけでもなく、懐かしの洋楽をカラオケで歌っている様子をただ見ているだけなのですが、これが本当に楽しくて、クセになりそうなライブでした。
会場は新大久保にある、ネイキッドロフト。50人あまりでいっぱいになる会場は、チケット争奪戦を勝ち抜いた、昔の洋楽に反応できるぐらいのオトナたちで満員でした。まずはユニット名に歌詞が盛り込まれているDead or Aliveの『You Spin Me Round (Like a Record)』を歌いながら3人が登場。『王様のブランチ』(TBS)のコーナー「買い物の達人」でゲットしたおそろいのハデ目で大ぶりのジャケットに身を包み、同じく『ブランチ』で購入した、ポリシックスを思わせるサングラスをかけたその姿は紛れもなく80's。「みんな立って!」の藤井さんの声に応えて客席も全員総立ち、と最初からオトナの悪ふざけ炸裂です。単に歌を歌うだけでなく、しっかり当時の空気を漂わせ、ミュージシャンになりきる3人に客席もすっかりノセられまくり。中にはペンライトを持っている人がいたり、Like a record round! round! round! JapanのTシャツを着ている人がいたり、と、アイドルのコンサートのような状況を3人も(特に藤井さんは)楽しんでいたようでした。
その後はトークを交えつつ、それぞれが好きな洋楽をカラオケで歌い、中盤にはお客さんからリクエストを募るコーナーも。Duran Duranの『Reflex』やTake Thatもカバーした『Relight My Fire』、Gloria Estefan & The Miami Sound Machineの『1,2,3』、Daryl Hall & John Oatesの『Private Eyes』など、私にとってはアーティストの名前や曲名を言うだけでグッとくる曲のオンパレード。その一方で、日本の歌でも『恋におちて』のように2番が英語の歌詞の曲は洋楽扱いにすることが急遽決まる一幕もありました。さすが、松田聖子さんが「Seiko」名義で出したイギリスデビュー曲、『Dancing Shoes』を堂々と「洋楽」と言い切るだけあります。
そんなこんなで楽しい時間はあっという間に終わりを迎え...と思いきや、7時に始まったライブは11時を過ぎた頃に終了。ボリュームがある上に濃い内容ではありましたが、それでも最初から最後まで本当に楽しいライブでした。
以前、別のライブで鬼奴さんは「歌を歌うだけのライブがやりたい」とおっしゃっていました。そのときはみんな苦笑いという感じでしたが、それからいくらも経たないうちにこうして現実のものになり、あろうことか3人それぞれが歌った楽曲がネット配信されるまでになっています。でも、このライブに関しては、お客さんも笑いを期待してくるというより、懐かしい時代を藤井さんたちと共有するためにやってくるという感じ。自分と同じく洋楽好きで、しかも本気で歌ってくれる3人が一緒なら楽しくないわけがありません。私もその1人で、『Private Eyes』のサビの拍手が何の打ち合わせもなく全員でピッタリ合わせられる状況には、思わずトリハダが立ちました。
ちなみに、吉本の美容番長・シルクさんは、パンク全盛期のロンドンに行ったことがあるのだとか(さすが、「ウワサ年齢50歳!」)。藤井さんは「いつかゲストに出てほしい」とおっしゃっていましたが、いつもはセクシーに『テキーラ』で踊るシルクさんが、Johnny Rottenばりに『Anarchy in the U.K.』を歌う姿も見てみたいものです。