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2009年9月 アーカイブ

vol.65 「引越し妄想曲」 by 杉田洋子


9月のテーマ:妄想

私は間取り図が好きだ。
引越しの用がなくとも、通り道に賃貸物件情報のフリーペーパー(※)なんかがあると
ついつい手にとって電車で眺めてしまう
(※良質なものとイマイチなものがあるので注意)。

この家だったら...、家具は...、あれを捨てて、あれを買って...。

いたく現実的な話題に思えるかもしれないけれど、
私が日頃やる前向きな妄想といったらこのくらい。
もちろん引越しも大好き。
定期的に環境をリフレッシュすることが好きなのだ。
引越しの口実が見つかれば、ありがたく便乗する。
今以上の条件の家を見つける楽しみにあやかれる悦び。
納得行くまで不動産屋のお兄ちゃんを付き合わせ、
掘り出し物を見つけた時の、あの優越感ときたらもう...!

東京で暮らしてから住んだ家は4軒。
デザインにこだわりすぎて失敗した物件もあるけれど、
基本的には家選びのスキルはだんだんアップしていると思う。
予算の大幅アップには至っていないけれど、
限られた条件の中でベストを尽くすことこそ引越しの醍醐味。
(映像翻訳でも聞いたような話...)。
失敗や思わぬ発見を繰り返し、自分なりのこだわりも見えてきた。

金額は抜きにして、譲れない条件を書き出してみる。
この中には実際に経験して失敗したものもあれば、
類似体験から予測される回避的な条件もある。
すなわちこれは、経験と予測に基づく、
シミュレーションという名の合理的な"妄想"である。

●二面採光
東京は湿気が多いので、北海道育ちの私は初めものすごくうろたえた。
最初に住んだ部屋は一面で日当たりも悪く、油断するとジメジメしたりカビくさ
くなったり。
それ以来、必ず二面採光の風通しと日当たりのよい部屋を選んでいる。

●ベランダ付
広いし条件もいいのに安いな、という物件にはベランダ(バルコニー)がないこ
とが多い。
フラワーボックスや出窓ではいけない。絶対に外に洗濯物を干したいのだ。
ベストはベランダ+出窓の二面採光。目の前が駐車場スペースとかだと、
後に高い建物が建って泣くこともない。

●2階以上
防犯面や、プライバシーもあるけれど、日当たりがイマイチ、虫が入ってき
やすい、洪水時のリスクなどを考えるとやはり1階は避けたい。

●水周りがきれい
大家や管理会社によって、入れ替え時の手入れ具合が異なる。必ず内見して、バ
スルームとキッチンの清潔度や、水はけのよさ、掃除のしやすさをチェック。

●大きめの収納
やっぱりこれは外せない。多ければ多いほど、大きければ大きいほどよい。

●駅から徒歩15分以内
15分までなら頑張れる。20分いくと自転車が欲しいけど、駐輪料金と雨の日のリ
スクを考えると避けたい。

●銭湯が近い
寒い日、大きな浴槽につかりたい日、銭湯があると便利。さらに銭湯にはコイン
ランドリーが併設されている確率が高い。シーツなど大物を洗う時は、コインラ
ンドリーの乾燥機を愛用してる。

●オールフローリング
クッションフロアも畳も苦手。クッションフロアはジメジメしたり、結露が発生
しやすい。畳は意外とカビが生えやすく、ダニの大好物でもある。なかなか管理
が大変なので。

逆に、一般的に重視されがちなBT別(バス・トイレ別)というやつにはあまり
こだわらない。オールインワンのユニットバスは、まるごと水洗いできて結構清
潔だと思う。余計な水アカ発生の元になるシャワーカーテンもつけない。一方で
タイルなど、カビの発生しやすい継ぎ目がある壁や床は極力避ける。

上記の個人的最低条件をクリアしつつ、+αのメリットがある物件を見つけると
心躍る。
3つ口ガスコンロのシステムキッチンとか、扉のデザインが可愛いとか、
小さな多目的スペースや建てつけの棚がついていたりとか。
住みたい街はインスピレーションだけど、
商店街の雰囲気と、面白そうな飲食店の多いところを重視する。
活気と品のある街に住みたい。行き着けの開拓もまた楽しみ。

うーん、やっぱ強引だったかな。
なんか、熱が入りすぎて妄想とは程遠い話題になってしまった。
関根勤のDVDを見て妄想力を研究しようとも思ったけど、
ちょっと間に合わなかったし。
この数日関根勤のこと調べまくったけど、感心と爆笑こそすれ、
我が妄想には至らなかった。意外と現実的なんだな、私。
(でも設定がリアルでシビアなことは関根勤の妄想の一条件みたい)

あー、いつか最高の賃貸情報誌を作って、
理想を盛り込んだ賃貸物件をプロデュースしたいな。

vol.66 「御告げ」 by 浅野一郎


9月のテーマ:妄想

すっかり秋めいてきましたね。これからは、ひと雨ごとに気温下がり、まことにいい季節です。1日も早く真冬になってもらたいものです!

さて今回のテーマは「妄想」。実は先日、もう少しで妄想が現になる機会がありました。

私の妄想で常にランキング上位に来ているものが、"もしも宝くじに当たったら"シリーズです。しかし、そもそも、私は宝くじのシステムを信じていないので、買ったことすらありません。これではもちろん、当たるはずもないのですが、3億あったら何をしよう? 何を買おう? 1億だったらすぐになくなっちゃうな... などという妄想だけは逞しく膨らませていました。

そんなある日、夢を見ました。私が家にいると、辺りが急に暗くなり、空から龍が舞い降り、家の周りをグルグル旋回し、その後、天に向かって昇っていくという夢でした。
今まで初夢でさえろくな夢を見たことがなかった私に、あまりにもあからさまな御告げです。くしくも、その日は宝くじの販売最終日。"残り物には福がある"という諺にも背中を押され、興奮した私は、朝一で今まで買ったこともない、宝くじを買いました。当選番号の発表を待つこと10日あまり。

結果はというと、まだ会社勤めをしていることからもお分かりいただけると思いますが、残念ながら当たり番号にはかすりもしませんでした...。

ちなみに、当選番号の発表を待つ間に膨らませていた妄想は、"3億当たったら田舎に家を買って、愛車のマスタングとドゥカティの改造をして日を暮らし..."というもの。妄想と言うには甚だダイナミックさに欠け発想力にも乏しいのですが、3億が手に入るのはほぼ確実と思っていただけに、落胆の度合いもとても激しいものでした。
あの龍の御告げは何だったのか? いまだに分かりませんが、きっと何かの象徴なのだろうと、今日もまた妄想を膨らませています。