映像翻訳|海外のテレビ番組や映画の映像翻訳を仕事にするための学校です。多くの修了生、受講生がドラマ、アニメーション、ドキュメンタリー番組など多方面で活躍しています。

「第42回シカゴ国際映画祭」現地リポート〜当校初の試みとなった、「海外映画祭 公式協賛事業」の報告です〜

Text by Aiko Shiochi (翻訳センター)

シカゴの街並み

■世界的に評価の高い、シカゴ国際映画祭とは――

 シカゴはニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐアメリカ第3の巨大都市。この地の恒例行事として、毎年10月、2週間にわたり国際映画祭が催されます。
まずはシカゴ映画祭が、世界的に見た場合にどのように評価されているのかからお話ししましょう。
例えば、カンヌ映画祭は「映画業界関係者による映画祭」として、トロント映画祭なら「政府が後押しする映画祭」として知られています。それに対してシカゴ国際映画祭は、「市民が作る映画祭」。1964年に始まり、国際コンペティション部門を持つ映画祭としては、北米で最も歴史のある映画祭としても有名です。
この夏、同映画祭は「映画界への貢献」を称えて、スティーブン・スピルバーグ監督に「ゴールド・ヒューゴ賞」を授与しました。トム・クルーズがプレゼンターとして登場し、米国では大きな話題になりました。そのほかにも、クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマンをはじめとする超大物ハリウッドスターたちが、シカゴ国際映画祭に招待されることを誇りだと感じ、できる限り駆けつけようとしている事実からも分かるように、世界的に見ても権威のある国際映画際なのです。
実は、日本でも大きな話題となった是枝裕和監督による秀作、「誰も知らない」を評価して賞を与えたのは、カンヌ映画祭よりも、このシカゴ国際映画祭のほうが先でした。


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