映像翻訳|海外のテレビ番組や映画の映像翻訳を仕事にするための学校です。多くの修了生、受講生がドラマ、アニメーション、ドキュメンタリー番組など多方面で活躍しています。

Mr.DOBASHI no テキサス映画通信

”Houston, we have a problem!(1)

Dobashi Shuichiro 土橋 秀一郎


Backnumber

第1回目は99年サマームービーの速報とコメントをどうぞ。(金額は8月第1週時点での北米における累計興行成績)

第1位 SW:Episode1($409million)

こちらでの評価は、「人物描写が薄く1部のキャタクターがうるさいが、世界 観や特撮は目を見張るものがある」と概ね好意的なものが多かったようです。私としては、「女性自身」の「壮大な予告編を観ているよう」という評価が一番的を得ているように思えます。とは言え、私は1回目より2 回目、2回目より3回目の方が楽しめました。やはり大した作品なのでしょう(ちなみに、ここHoustonでは3回観てもたったの12ドルです)。
オフィシャル・サイト: http://www.starwars.com/episode-i

第2位 Austin Powers:The Spy Who Shagged Me($198million)

品がなく、また大味になったきらいがありますが、1作目が楽しめた人は必ずこのパート2も観るべきです。この夏SWへ直接対決を挑んだ唯一の映画ですが、とにかく若者の圧倒的な支持を得て、公開1週目にSW(4週目)をあっ さりと抜き去りました。shagの意味は辞書を引くこと。
オフィシャルサイト:http://www.austinpowers.com/

第3位 Tarzan($158million)

「最近のディズニーで1番の出来」との下馬評どおり、素晴らしい作品に仕上がっています。奥行きのある美しいジャングルで繰り広げられるターザンと動物たちの物語はスピード感に富み、殺伐としたサマームービー群の中で、一服の清涼剤のようです。フィル・コリンズの提供するテーマソングTwo Worldsが気に入ってしまい、CDを買い求めてしまいました。
オフィシャルサイト:http://disney.go.com/worldsofdisney/Tarzan

第4位  BigDaddy($153million)

最近立て続けにヒットを連発するアダム・サンドラーが、今回は「ガールフレ ンドに自分が責任感があることをアピールするために、ワルガキを養子にしてサンドラー流の教育をほどこすロー・スクールの劣等生」に扮します。前々作「ウエディング・シンガー」では長髪の2枚目半を見事に演じてみせたサンドラーですが、本策は脚本にウィットが乏しく、凡作の域を出ていません。もうすぐ前作「Waterboy」がビデオになるので、こちらを楽しみに待ちます。
オフィシャルサイト:http://www.spe.sony.com/movies/bigdaddy

第5位  Wild、 Wild West($109million)

Episode1の対抗馬として期待されたウィル・スミスとケビン・クライン主演の「SF西部劇大作」でしたが、見事にハズしました。クラインは全く生彩を欠き、悪役のケネス・ブラナーは悪趣味なだけで、これでは観客の支持は得られません。「インデペンデンス・デイ」、「メン・イン・ブラック」、「エネミー・オブ・ステート」で確立した「ウィル・スミス神話」も、終焉の時期を迎えたようです。TVシリーズの方は見ていないので、詳しい方がいたら教えて下さい。
オフィシャルサイト: http://www.wildwildwest.net/

上記以外で触れておきたい作品としては、遺伝子操作で人間並みの頭脳を持つようになった45フィートの鮫の恐怖を描く、レニー・ハーリン監督の起死回生作Deep Blue Sea、宇宙から来た巨大ロボットと子供の友情をレトロ調にアニメーション化したThe Iron Giant、「本当に恐い」と口コミで拡大ロードショーまでこぎつけた話題の超低予算映画"The Blair Witch Project"などがありますが、次回以降に譲ります。