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昨年は、わがHouston Astrosがワールドシリーズ初出場を成し遂げた、生涯思い出に残る年となった。
そして2005年度のハリウッド映画の総まとめ、「第7回 輝け! Texas Movie Awards」をお届けする。作品賞はズバリ「Batman Begins」と「Brokeback Mountain」の一騎打ち。前者はマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、リーアム・ニーソン、渡辺謙を含む豪華キャストと、贅沢な特撮に負けない骨太のストーリー性とガッツを持った稀有な娯楽大作。後者は対照的に2人のゲイ・カウボーイが主人公の小品で、偏見を乗り越えた純粋なラブ・ストーリーとして忘れ難い。この対極にある2作の優劣を決めるのは余り意味がないのだが、何回でも観たい「Batman Begins」を最優秀とした。主演俳優部門は、遂にその才能が十二分に発揮できる作品「Capote」に巡り会ったフィリップ・シーモア・ホフマンと、選考委員及び筆者の大のお気に入り、「Walk the Line」のリース・ウィザースプーン以外はありえない。この2人は、"Golden Globe" 同様にオスカーも取るでしょう。
それでは以下各賞の発表です。
* 最優秀作品賞&ベストテン
最優秀作品賞: 「Batman Begins」
第2位: 「Brokeback Mountain」
第3位: 「Star Wars Episode III: Revenge of the Sith」
第4位: 「Walk the Line」
第5位: 「Cinderella Man」
第6位: 「King Kong」
第7位: 「Munich」
第8位: 「Serenity」
第9位: 「Coach Carter」
第10位: 「Kiss Kiss, Bang Bang」
* 最優秀監督賞:アン・リー(「Brokeback Mountain」)
(その他の候補)
スティーブン・スピルバーグ(「Munich」)、ピーター・ジャクソン(「King Kong」)、クリストファー・ノーラン(「Batman Begins」)、ジョージ・ルーカス(「Star Wars Episode III: Revenge of the Sith」)
* 最優秀主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン(「Capote」)
(その他の候補)
ヒース・レジャー(「Brokeback Mountain」)、クリスチャン・ベイル(「Batman Begins」)、ラッセル・クロウ(「Cinderella Man」)、ホアキン・フェニックス(「Walk the Line」)
* 最優秀主演女優賞:リース・ウィザースプーン(「Walk the Line」)
(その他の候補)
ジョアン・アレン(「The Upside of Anger」)、ドリュー・バリモア(「Fever Pitch」)、クレア・デインズ(「Shopgirl」)、シャーリズ・セロン(「North Country」)
* 最優秀助演男優賞:ミッキー・ローク(「Sin City」)
(その他の候補)
キツネザル(「Madagascar」)、ゲイリー・ビーチ(「The Producers」)、マット・ディロン(「Crash」)、ゲイリー・オールドマン(「Batman Begins」)
* 最優秀助演女優賞:コン・リー(「Memoirs of Geisha」)
(その他の候補)
ジーナ・トレス(「Serenity」)、キャサリーン・キーナー(「Capote」)、ナタリー・ポートマン(「Star Wars Episode III: Revenge of the Sith」)、ミシェル・ウィリアムズ(「Brokeback Mountain」)
* 最優秀脚本賞:シェーン・ブラック(「Kiss Kiss, Bang Bang」)
* 最優秀スコア:「Brokeback Mountain」
* ワースト映画:「Constantine」
*最優秀TVドラマ&ベストファイブ
最優秀作品賞: 「24」
第2位: 「The Shield」
第3位: 「Prisonbreak」
第4位: 「Lost」
第5位: 「House M.D.」
以下は年末駆け込みの2005年度作品2本のレビュー。
1. 「Capote」B
(出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、クリフトン・コリンズ・Jr、キャサリーン・キーナー、クリス・クーパー)
「ティファニーで朝食を」などの作家トルーマン・カポーティが、ノンフィクション「冷血」を完成させるまでを描く伝記ドラマ。50年代後半−カポーティは、雑誌New Yorkerの記事を書くためにカンザスで起きた一家惨殺事件を調べ始める。彼はやがて犯人の1人ペリー・スミス(クリフトン・コリンズ・Jr)に興味を持つと、彼自身のノンフィクション作品に仕上げるべく、コネを使ってスミスと頻繁に会うようになる。
作品そのものは起伏に乏しく凡作の域を出ない。だが言葉巧みにスミスの信頼を得て自作のために利用する、時に冷徹で屈折したカポーティを演じるフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が圧巻で、スクリーンに目がくぎ付けになる。ホフマンと言えば、「Boogie Nights」でポルノスターのマーク・ウォルバーグに片思いする小心のゲイ役が最高に可笑しかったが、ようやく代表作が生まれたわけだ。次作は悪役としてトム・クルーズと対決する「Mission Impossible III」(5月公開)で、当分は目が離せない。
(オフィシャルサイト:www.sonyclassic.com)
2. 「Match Point」B-
(出演:ジョナサン・リス=マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン、エミリー・モーティマー、マシュー・グッド、ブライアン・コックス、監督兼脚本:ウッディ・アレン)
ウッディ・アレンがロンドンを舞台に描く恋愛クライムドラマ。元テニスプロのクリス(ジョナサン・リス=マイヤーズ)は、テニスレッスンを通じて大富豪の息子トム(マシュー・グッド)と知り合い、その妹クロエ(エミリー・モーティマー)と付き合い始める。ところがクリスは、トムの婚約者ノーラ(「The Island」のスカーレット・ヨハンソン)の妖しい魅力に参ってしまい、恋愛の泥沼に入り込んで行く。ヨハンソンは強烈な毒気を振りまきながら登場し、この先どんな悪女ぶりを見せてくれるのかと期待が高まる。だが後半はただのヒステリー女になってしまい、作品も凡庸なクライムドラマに終始する。舞台をお馴染みのNYからロンドンに移したメリットも感じられず、ウッディ・アレンらしさのないアレン作品になってしまった。
(オフィシャルサイト:www. DreamWorks.com/MatchPoint)
1月15日から「24」の第5シーズンが始まった。冒頭からショッキングに○○○と△△△がXXXされるや、たまらずジャック・バウアーはロサンゼルスに帰還。後半は空港での緊迫したダイ・ハード・シチュエーションが展開される。いきなりパワー全開のスタートで、この2夜連続の4時間シリーズは、幸先よく過去最高の視聴率を取った。今シーズンは「LOtr」のショーン・アスティンやピーター・ウェラーも新キャラで登場するし、早くも目が離せない状態になっている。
妻が腰の手術を受けたので、1月は新作映画を観ないで自宅で待機している(アメリカでは大手術でも皆3日くらいで退院して、自宅療養が基本となる)。代わりに「Cheers」、「Taxi」、「MacGyver」などDVDばかり観ていたら、こっちまで腰痛になってしまった。でも次回は「Glory Road」、「Underworld 2」、「Annapolis」、「The Pink Panther」を含む2006年新春第1弾のレビューをお届けできるでしょう。
それでは皆さん、本年もよろしくお願いします。 |