映像翻訳|海外のテレビ番組や映画の映像翻訳を仕事にするための学校です。多くの修了生、受講生がドラマ、アニメーション、ドキュメンタリー番組など多方面で活躍しています。

修了生100人に聞きました

〜映画翻訳と生きよう〜

100人の修了生たちから、100の生の声が届きました!映像翻訳のプロとしてがんばっている先輩だから言える本音ばかり。プロの声を聞いてみませんか?


堀上香さん写真

File No.46
'00年4月期修了
堀上香さん

短大卒業後、会社勤めの傍ら実務、映像翻訳を学ぶ。代表作はFOXチャンネル「キング・オブ・ザ・ヒル」。コメディー、音楽、SFなど幅広い分野で高い評価を得ている。



仕事をしていて一番楽しいと思う瞬間は、監督の「これが伝えたいんだ」という気持ちにリンクできた時。まるで自分が演出している監督の隣にいる気分なのです。「コレが言いたいんだ」、「この部分はこういう意味だよ」などと、映像は私にたくさんのことを語りかけます。それをちゃんと受け止めて、視聴者にまっすぐに届けたい。ある意味、通訳の感覚に近いかもしれません。その場の背景や雰囲気を考えつつ、要点を押さえて短い言葉で伝えるのです。一つ一つの言葉は正確な訳でも、制作者の魂のない言葉は人に伝わりません。だから、私は“この監督はなにを訴えたかったんだろう? ”ということに常に気持ちを傾けているのです。
8年近く映像翻訳と関わってきていますが、長く続けて翻訳が楽になるどころか、どんどん難しくなっていく気がします。いろいろな人がいて、いろいろな意見があるから、誰にでも受け入れられる翻訳も存在しないのです。結局、自分が持っているすべてのものをさらけ出して、自分の言語感覚で勝負するしかないのでしょう。
ただ一つ映像翻訳者として守り続けていきたいこと。それは制作者の一番の理解者であると同時に、その作品が言葉の壁を軽やかに越えられるような翼でありたいと願うこと。その責任は重いですが、その重みを感じるから続けていけるのでしょう。

 

※このコンテンツは、日本映像翻訳アカデミー発行の無料小冊子「映像翻訳と生きよう」とリンクしています。

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