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『JIN?仁』『美男(イケメン)ですね』『相棒Season7』etc.
ロサンゼルス校修了生・森崎紀子さんが語る 英語字幕作成秘話!
『JIN?仁』『美男(イケメン)ですね』『相棒Season7』などの人気ドラマの英語字幕を担当する森崎紀子さん。日本映像翻訳アカデミーのロサンゼルス校の修了生である森崎さんは、現在は、LAを拠点に資料や記事、映画祭作品、企業ビデオ、アニメ映画など、様々な作品の翻訳を手がけています。そんな森崎さんに日英映像翻訳の魅力について伺いました。

★日英映像翻訳で苦労するのはどんな部分ですか?


ここしばらく、ロサンゼルスの放送局、UTBで放映される『JIN?仁』『美男(イケメン)ですね』『相棒Season7』など日本のドラマの英語字幕を担当させていただきました。特に『JIN?仁』や『美男(イケメン)ですね』で苦労した部分は、間の取り方の処理です。 実際に、セリフの合間の‘行間’ に多くの感情が表現されることがあります。その意図のニュアンスをうまく伝えるのに苦労しました。 これはまだまだ練習が必要なテクニックだと思っています。

それから、日本語では主語を使わない場合が多くあります。例えば、『美男(イケメン)ですね』は、 女性である主人公が男性のフリをするという設定で、 その事実が周囲の人たちにだんだんとバレていくというストーリーなのですが、この行程で、"she"と"he"の使い分けに悩みました。また、ダジャレを字幕に訳すのには毎回苦労します。 特に文化背景が関わる場合、文字数の限られた字幕でそれを伝えるのは、至難の技です。

画像提供:UTB 『相棒Season7』
 

★ほかに気をつけているポイントはありますか?


字幕作業において特に気をつけているのは、口調やトーンです。ひとくちにTVドラマといっても『JIN?仁』『美男(イケメン)ですね』『相棒Season7』それぞれジャンルが異なるので、作品に適したトーンを出せるように気をつけました。具体的には、通常はよく使う言い回しでも、作品によっては現代風過ぎるという注意を受けたことがあります。その作品のトーンにあわせてカメレオンのように対応できることを目指しています。

画像提供:UTB 『JIN?仁』

★日英翻訳に興味のある皆さんへのメッセージをお願いします

映像翻訳の仕事を始める前からもアメリカのテレビ番組の大ファンです。HBOやShowtimeで放送されるシリアスなドラマシリーズから、『アメリカン・アイドル』などのリアリティ番組まで幅広く楽しんできました。映像翻訳を始めてからは、日々字幕に使えそうなセリフや表現に注意しながら観るようになりました。なるべく多くの英語番組を観て、自然な会話や言い回しに触れることをお勧めします。

私が日英コースを受講した時に比べ、日英字幕を必要とするジャンルの幅が広がってきているようです。とても嬉しいことですよね。英語字幕の需要が増えていることは大きな励みになります。日本では、とても質の高い内容の番組や映画、ドキュメンタリーなどが製作されています。そのような作品に英語字幕をつけて、日本のコンテンツをどんどん海外に紹介していきたいと思います。

UTB 公式サイト
http://utbhollywood.com/
『美男(イケメン)ですね』『相棒Season7』は現在放映中です!
是非チェックしてみてください!
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