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PLAY HARD 蘇れ!日本男子バレー 〜北京への道〜
執筆名:山岡 恵

■ 第21回 ガンバレ ニッポン!!
 オリンピック出場をかけた戦いは、もうすぐ


■2008年前半も、バレー三昧の日々でした!
▲2007/08V・プレミアリーグ観戦記
昨年12月のワールドカップ終了からわずか2週間後に開幕した2007/08V・プレミアリーグ。開幕戦は、Vリーグ男子全8チームが東京・有明コロシアムに集合し、1日4試合を2日間連日行なう、というリーグ初の意欲的な試みだった。もちろん私は連日観戦し、ひたすらバレーボールに浸りきった。

年明け早々1月2日からは、「天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会(男子大会は天皇杯)」というトーナメント式の全国大会が川崎・とどろきアリーナで開催された。もちろん私は新年にのんびりする間もなく、このトーナメントにも4日間通いつめた。
その後観戦したリーグ戦のチケットの枚数を数えたら13枚。ということは、昨年の開幕から、リーグが終了した4月にかけて、合計19日間を各地の体育館でバレーボール観戦していたことになる。これまでの最多記録を更新した!
しかし、観戦した試合数の多さなんてたいしたことではない。
私にとって何よりも大きな収穫が、シーズンの一番最後に待っていた。 私が応援するパナソニックパンサーズが、なんと36年ぶりの優勝を果たしたのだ! 優勝決定戦は、さいたまスーパーアリーナ。優勝の瞬間は夢を見ているような気持ちだった。パンサーズの選手たちが幸せいっぱいの笑顔やうれし涙を浮かべている姿を胸に刻み、今シーズンは最高のしめくくりを迎えた。

■植田辰哉監督に大接近!
▲「威風堂々」、輝くオーラを放つ若き指揮官
全日本チームの熱きサポーターとして、選手を応援するのはもちろんだが、私が常に注目しているのは植田監督その人、である。今回は植田監督への想いについて記しておこうと思う。

それは昨年の11月のこと。植田監督に大接近するまたとないチャンスを得た。バレーボール専門誌主催の「ワールドカップバレー2007スペシャル」というイベントでのことだ。場所は都内の某大手書店のセミナールームだった。予約が必要なイベントで定員100名と限られていたせいか、会場内にはバレーボールを愛する人々が静かに集う、居心地のよい雰囲気が漂っていた。
イベントはトークショー形式で、植田監督のほか、元全日本選手の青山繁氏、民放テレビ局のプロデューサー、バレーボール雑誌の編集長という顔ぶれだった。

トークショーで語られた内容よりも、私の中で最も強く印象に残ったのは植田監督自身の姿だった。一言でいえば、「威風堂々」。会場に入ってきてから退場するまで、その存在感に私はひたすら圧倒された。数メートル先に座って語る植田監督は、まわりを明るく照らす灯台のように輝いていた。

これまで、Vリーグの試合会場でも観客席の中にその姿を何度か見かけることはあった。遠くからでもずいぶん目立つ人だなあと思っていた。しかし、目立つのは決してからだの大きさからだけではなかったのだ。
イベントの最後に植田監督と青山氏のサイン会があった。私はワールドカップ特集のパンフレットの最後のページにサイン(写真上段は植田監督、下段は青山氏)をしてもらった。偉大なるバレーボール選手でもあったお二人のサインは、今も大事に部屋に飾ってある。

熱く語る植田監督|日本映像翻訳アカデミー
▲熱く語る植田監督
上は植田監督のサイン、下は青山氏のサイン|日本映像翻訳アカデミー
▲上は植田監督のサイン、下は青山氏のサイン

「北京に見に行きますのでがんばってください」
植田監督と握手をする際に、どうしても言いたかった一言をハッキリ伝えた。
植田監督を目の前にしてそれ以外のことは言えないほどに私は緊張していたが、こちらをまっすぐ見る植田監督の目がその時きらりと光ったことを私は見逃さなかった。

▲北京にかける監督の思い
北京オリンピック最後の切符を奪い合う世界最終予選について聞かれ、テレビのインタビューで植田監督はこう語っていた。
「僕のバレーボール人生が終わるだけでは許されない最終予選ですから…。結果ありきで、そのための3年間だったと思うので、しっかりやります」
北京オリンピックについて聞かれると、「行きたい。行ったらバレーボール界の歴史が動く。北京に行ったら力以上のものが出せる気がする。日本の男子バレーが大ブレイクするかもしれない。大変だけど、やり遂げたい」
北京にはぜひとも行ってほしい。そうなったらもちろん、監督に伝えたように、私も北京で応援するつもりだ。

■5月31日からいよいよ世界最終予選がスタート
▲日本戦全試合を観戦する予定!
北京行きをかけて、いよいよ世界最終予選(正式名称:2008北京オリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会)」が始まる。女子大会は5月17日から、男子大会は5月31日からだ。この大会は日本にとって北京オリンピック出場をかけた最後の大会となる。
その舞台が大好きな東京体育館なら、もう全部観戦するしかない! ということで、全7試合のチケットを確保した。すべて指定席だが、今回は1Fアリーナ席、2階、3階のスタンド席などなど、あらゆる角度から観戦することになる。とにかく楽しみで仕方がない。

この大会は民放2局が共同ですべての試合をゴールデンタイムに放送する。全日本男子が世界を相手に戦う勇姿を皆さんもテレビで目にすることがあるはずだ。もし興味をもった人がいれば、できれば、あの国際大会独特の空気、選手たちと観客との一体感を、本会場で私と一緒に味わってほしい。
次回コラムでは、この待ちに待った大会のハイライトをお送りする。



●バレーボールの豆知識 ( 15 )

北京オリンピック世界最終予選のスケジュールと選抜メンバー

本大会のマッチ・スケジュールは下記のとおり。
5/31(土) 日本 vs イタリア
6/1(日) 日本 vs イラン
6/3(火) 日本 vs 韓国
6/4(水) 日本 vs タイ
6/6(金) 日本 vs オーストラリア
6/7(土) 日本 vs アルゼンチン
6/8(日) 日本 vs アルジェリア

全日本選抜登録メンバーは下記の19名だが、最終的には大会までに12名に絞られることになる。
プロフィールはこちら→http://www.worldvolleyball.jp/oqt2008/jp/men/japan/
( )内は所属チームまたは大学名。

<ミドルブロッカー(センター)>
斎藤 信治(東レアローズ)
坂本 雄一郎(サントリーサンバーズ) 
富松 崇彰(東レアローズ)
松本 慶彦(NECブルーロケッツ)
山村 宏太(サントリーサンバーズ)

<ウィングスパイカー(アタッカー)>
柴田 恭平(東レアローズ)
北島 武(堺ブレイザーズ)
山本 隆弘(パナソニックパンサーズ)
荻野 正二(サントリーサンバーズ)
谷村 孝(パナソニックパンサーズ)
清水 邦広(東海大学4年)
福澤 達哉(中央大学4年)
石島 雄介(堺ブレイザーズ)
越川 優(サントリーサンバーズ)

<セッター>
宇佐美 大輔(パナソニックパンサーズ)
岩田 正之(パナソニックパンサーズ)
朝長 孝介(堺ブレイザーズ)

<リベロ>
津曲 勝利(サントリーサンバーズ)
酒井 大祐(JTサンダーズ)