
Vol.5 2006年4月のニュース! バックナンバーへ
★今、チームが取り組んでいる新シリーズをご紹介。
●最新女性医療事情
最新医療の先駆者と患者たちの世界を追うドキュメンタリー。病気が回復するまでの苦難の道、そして勇気と思いやりあふれる医療チームが女性医療に捧げる奮闘に迫ります。患者の抱える健康への不安や葛藤、そして希望は、自然と見る者の心を打ちます。
医療用語が飛び交い、調べ物に苦労した作品でした。原文どおりに訳すと難解な字幕になってしまうことも多く、どういう理由でどのような治療をしたかを翻訳者自身がしっかり理解して訳すことが重要でした。
●美しき盗っ人ども
有名な大泥棒からコソ泥まで、盗っ人たちの仕事ぶりを紹介していく番組。どのようにして大金を盗んだのか、強盗事件の一部始終を解説し、普段は嫌われ者の悪党たちにスポットを当てます。
訳出すべき情報も多く、話も複雑なため、情報の取捨選択をしっかりして、簡潔な日本語でまとめていく力が要求されました。話の流れを把握することがポイントです。淡々としたナレーションで番組が進行していくため、視聴者を惹きつけるような演出的な作業も求められました。
●もうダメッ!
原題は「Totally Out Of Control」。地球上に存在するさまざまなOUT OF CONtrOLな事例を取り上げます。暴徒化する若者、制御不能に陥った飛行機、恐怖の自然災害など、手がつけられない恐怖の事態を紹介。人間がそれらの事象と共存するためにはどうすればいいのか?その答えは私たち1人1人に委ねられています。
こちらも調べ物が大変な作品でした。専門家の話をいかに分かりやすい日本語で視聴者に伝えるかが、翻訳者の腕の見せ所。予備知識がない人でも、画と字幕だけで番組を100%楽しめるようにすることが、私たち翻訳者の役目です。
●今月から新たに数名の翻訳者がチームに参加しました。4月1日には勉強会を開催。原稿を客観的に見る力を養うため、チェッカーになったつもりで原稿に赤入れをしました。何回もリライトをかけ、見直しを徹底すると、原稿の質は確実に上がります。見直せば防げたケアレスミスは本当にもったいない。「誤字脱字がある=見直しをしていない=急いでいい加減に仕上げた」という印象を納品先に与えてしまい、原稿全体の信頼性を下げてしまいます。納期直前に一気に課題を仕上げているあなた!ほんの30分、自分の原稿を見直してみませんか?
●前回のミニテスト(日本語の間違いを直す)はいかがでしたか? すべての間違いを直すことはできましたか? 案外見過ごしてしまいがちですが、このような小さいミスが致命傷になることもありますので気をつけてくださいね。 解答はこちら。
1)選挙前、候補者はあちらこちらの会合に出席して愛想を振りまいている。
《解答》 振りまくのは「愛想」ではなく「愛嬌」。「愛想」はつかすものです。
2)軽妙で、的を得たことをおっしゃられる先生には感心させられる。
《解答》 「的を得た」は「的を射た」の間違い。似たような表現に「当を得る」がありますが、これは「道理にかなっている」ということ。
「おっしゃられる」は、「おっしゃる」と「られる」を混用した二重敬語。
3)彼は、その界隈で悪いうわさの絶えない、折り紙付きの不良だ。
《解答》 折り紙付きは「絶対に間違いないと保証できる」ということ。
「札付き」の間違いです。「札付き」は(悪い意味で)定評のあること。知れわたっていること
4)彼は底なしに明るい性格で責任感も強い。
《解答》 「底なし」ではなく「底抜け」ですね。「底抜け」は程度のはなはだしいこと。「底なし」は「限りなく」ということ。
5)このドラマは事実に基ずいて作られている。
《解答》 「基ずいて」ではなく「基づいて」。一見、見逃してしまいそうなミスです。
次回のリアルなニュースもお楽しみに!
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