
Vol.14 2007年1月のニュース!
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●ジュピターTVのディレクターの講座終了後、
今月リアリティTVでデビューを飾った翻訳者さんのご紹介です!
足かけ3ヵ月の「リアリティTV特別集中講座」を経て、字幕翻訳者としてデビューさせていただくことになりました。番組のオンエアを目前に控え、今は胸がいっぱいです。アカデミーの受講生だった頃に分かったつもりになっていたことが、この数ヶ月で、ようやく骨身にしみて理解できた気がします。「字幕の流れを大切に」「作品の持ち味を生かして」「読みやすさを最優先に」等々、すべて授業で学んだはずでした。ところが、頭では分かっていても、これまでの自分は何ひとつ満足に体現できていなかったことが、デビューまでこぎ着けた今だからこそ分かります。
これからいろんな作品にチャレンジさせて頂きながら、「あなたにこれを任せたい」と言ってもらえるような翻訳者に、近い将来なれたらと思います。(田中 敬子さん)
「発掘!スーパーモデル〜目指せパリコレ〜」を担当しました。一般から参加者を募り、スーパーモデルを発掘しようというオーディション番組です。
コミカルで、時には突っ込みなども入るテンポのよいナレーションが番組の楽しい雰囲気を盛り上げています。その原音の雰囲気をできる限り伝えながら、限られた字数で内容を表現するのはとても難しいことでした。また、参加者を指導するヘアスタイリストが話す独特なたとえや冗談を日本語としてどう訳出するか悩みました。今回、初めてお仕事をさせていただいて多くのことを学びました。視聴者の方々に楽しんでいただける、わかりやすい字幕を作れるように努力していきたいと思います。(後藤 由美さん)
「スーパーモデルを目指す若者たちのオーディション風景を追っていく番組です。自分はモデルに向いているはず、と自信に満ちた彼らの言動が面白く、あっという間に30分見終わってしまいます。視聴者として見ればとても楽しい番組なのですが、これに字幕をつけるの?と最初は途方に暮れました。
テンポよくポンポンと短いセリフが飛び交うので、ハコ切りがまず大変で、次にその短いハコに当てはめる簡潔な表現に悩みました。また、みんな若い子たちなので、若者言葉でありながら誰にでも分かりやすい言葉を選ぶのにも頭を悩ませました。
回を追うごとに厳選されて人数が減り、最初の頃のお祭りムードから一転、緊迫感が増していきます。私の担当した回では20人まで人数がしぼられ、緊張感がかなり高まっていました。最終選考に残れるのは誰なんだろう?と、自分でも審査員になった気分になりながら作業をしました。
最後に夢のスーパーモデルへの切符を手に入れるのは誰なのか?今後の展開を私自身非常に楽しみにしています。」(依田 純子さん)
「研修での一番の収穫は、自分の原稿を見直す際に新しい視点を得られたことです。また、実際の仕事と同じ条件で課題提出とフィードバックを繰り返し、制作側はどんな箇所にどういう意図で修正を入れるのか、が理解できました。またクライアントから見た「よい原稿」「悪い原稿」もだんだんと分かるようになりました。今回の実際の仕事では、講義内で学んだことを思い出しながら、求められる原稿にできるだけ近づけるよう自分の字幕を見直すことを心がけました。(大塚 ゆう子さん)
「私自身、アカデミーで学習するまで翻訳の仕事経験も無く、実践講座修了直後にリアリティ講座を受け、今回のリアリティTVの番組が初翻訳の仕事となりました。約1年半の勉強のあと、念願の“デビュー”ということで、納品時にメール送信する際「これが私の翻訳者としての第一歩…」とドキドキしながらクリックしました。今後は、より完成品に近い形で納品できるよう、翻訳センターからのフィードバックを忘れず、次回に反映できるよう心がけていきたいと思います。」(松村 倫子さん)
「タニヤ・タッカーのカントリーだよ人生は」の26話目を担当させていただきました。最終回ということで回想シーンがかなり多く、過去のエピソードをすべて見て該当箇所を探す作業が大変でしたが、とても面白い番組なので、ついつい一視聴者となって楽しんでしまいました。全体を通して心掛けた点は、場面転換が早くハコが短いので、とにかくテンポのよい見やすい字幕を作ること。そして、タニヤがどれほど子供たちを大切にしているかという心情を、見ている人の心に響くような字幕で表現することでした。1人でも多くの視聴者に「いい番組だったなぁ〜」と思ってもらえたらうれしいです。」(高野 美喜子さん)
★日本語クイズの回答★
先月の日本語クイズは、いかがだったでしょうか?
日本語を書くのは簡単そうに見えて、かなりの技術を要します。間違えて使っていませんでしたか?
1)寒くなって参りましたので、お体ご自愛くださいませ。
「自愛」とは、自分のからだを大切にすること。「お体ご自愛下さい」は二重表現です。
2)前回に続き今回の選挙でも過半数を超える議席を獲得できなかった自民党。
幹部たちは雪辱を晴らせず、がっくり肩を落とした。
正しくは「過半数に達する」「過半数を制する、占める」「過半数を取得・得る・取る」など。政治の世界では「半数」と区別して使うこともありますが、微妙な表現は字幕では避けたほうがよいでしょう。
また「雪辱を晴らす」も間違い。「屈辱を晴らす」との混用だと思われますが、
正確には「雪辱を果たす」です。
3)油断していたら、案の上、足元をすくわれた。
正しくは「足をすくう」。相手のゆだんにつけこんで、失敗させることです。
4)業界のリーダーたち約数十人が一同に会するイベントが明日開催される。
約数十人が二重表現。「約」、「数〜」、「〜くらい」、「〜ほど」はすべて同じ意味ですので1つで十分です。また?約18.5メートル」などという字幕も散見されます。フィートをメートルに換算する際、四捨五入したからというのは分かりますが、日本語としては不自然です。「約」とつけるなら「約20メートル」などですね。
さらに誤字がひとつ。ただしくは「一堂に会する」です。変換ミスには十分気をつけてください。
次回もお楽しみに!
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