原題 : Cleaners, Predators and Freeloaders
邦題 : 驚異の海 〜掃除屋と略奪者と居候〜
尺 : 43分
チーム名 : チームマリン
メンバー : 寺本亜紀 ( リーダー ) / 田宮真実 / 木下敦美
あらすじ
海の中は厳しい弱肉強食の世界だ。紅海やフィリピンのミンドロ島にある美しいサンゴ礁の海も例外ではない。そこには独自の生態系があり、多くの生き物が自らの得意とする感覚を駆使して身を守り、獲物を狩る。優れた擬態を身につける生き物もいる。一方で、厳しい世界を生き抜くため、私たちが考えもつかない方法でコミュニケーションを取る。そこでは異なる生き物が“もちつもたれつの”興味深い共生関係を築いている。ガラパゴス諸島にも独特の生態系がある。エルニーニョ現象の影響を受けることもある厳しい自然環境の中で、熱帯域で生息するガラパゴスペンギンや海洋性のウミイグアナなど、さまざまな生き物が共存する風景が見られる。
翻訳者さんの声
< 寺本亜紀さん >
初めてのチーム翻訳、それもリーダーということで、いつにも増して責任の重大性を感じました。私たちのチームは全員ママということもあり、作業するのがだいたい同じ時間帯だったので、連絡がとりやすくやりやすかったです。チームの方々もとても協力的でメール交換も頻繁に行い、うまくまとまっていたのではないかと思っています。
他の方の原稿をチェックするときは、指摘するだけではなく代案を出すようにしました。時間がない中で代案を考えるのは結構ハードでしたが、世界・自然野生生物映像祭の作品をいいものに仕上げたいという思いで、今あるすべての力を出し切ったつもりです。代案を出す作業をすることで、最終的に原稿をチェックする方の苦労がよく分かりました。
短期間の中でチェック → 代案 → リライトを繰り返し、流れのいい作品に仕上げるといったチーム翻訳は、私にとって大変いい経験になったと思っています。またこのような機会があれば参加したいです。
< 木下敦美さん >
非常に勉強になりました。お互いに疑問点や問題点を出し合いながら、1人の作業では考えられないほど多くの視点から解釈や表現を見直すことができました。ほかの方の原稿をチェックする機会はこれまでにもありましたが、今回のように二重、三重にチェックしていく作業は初めてでした。人の原稿を見ることで、自分の翻訳も客観的に見ることができるようになり、とても勉強になりました。
今回の翻訳では、講義で習った「30分の1の原則」 ( 調べ物をたくさんしても実際に訳出できるのはわずかであること ) を痛感しました。例えば、私が担当したパートに、図書館やネットで調べてもどうしても分からない部分があり、大学の研究室や博物館の学芸員の方にまで問い合わせました。その結果、幸運にも疑問点は解消でき、それを生かして訳出してみました。しかし、メンバーにチェックしてもらうと、やはり分かりにくいということになり、私の最初の訳とは全く違ったものに落ち着きました。調べた知識を披露できないという悔しさ( ?! )はありましたが、最終的な訳はずっと分かりやすくなっており、前後の流れもよくなっています。チェックしていただいた方に本当に感謝しています。今後も、調べた知識をすべて盛り込もうとせず、冷静な目で情報の取捨選択をしていきたいと思います。
チーム翻訳 ( 全19チーム )