映像翻訳|海外のテレビ番組や映画の映像翻訳を仕事にするための学校です。多くの修了生、受講生がドラマ、アニメーション、ドキュメンタリー番組など多方面で活躍しています。

チーム・世界自然・野生生物映像祭

翻訳者さんの生の声をご紹介!
メンバー全員で力をあわせ、1つの作品を仕上げた全19チームを紹介します。
チーム翻訳ならではの苦労話や感動秘話などをお楽しみください。
翻訳チーム19:チーム★マルヤマ
原題 : The boy who adored the wilderness
邦題 : 森と生きる少年
尺 : 24分
チーム名 : チーム★マルヤマ
メンバー : 田中理沙 ( リーダー ) / 野口恵
あらすじ
ストーリーはひとりの男が過去を回想するところから始まります。世界は雄大で荒々しくもワクワクするものだと考えていた少年。ノルウェーの大自然に生きる動物たちと触れ合いながら、少年は夢と現実の世界を行き来します。クライマックスのシーンは、映画のなかで一番美しい部分です。狩猟や木々の伐採により、ノルウェーの自然は破壊されていきます。環境保護活動のあり方とは ? ヨーロッパの美しい自然を守るためにはノルウェーの野生生物を保護していかなくてはいけないと、この作品は教えてくれます。
翻訳者さんの声
< 田中理沙さん >
チームで作業することで、いろんなアイデアを出し合うことができました。その結果いろんな方向から客観的に作品を見ることができたように思います。よりよい表現を見つけようとチームで考え込みはじめ、しまいには“ドツボ”にはまってしまったことが何度もありましたが、それも今はいい思い出です。いい作品を作ろうという意識がチーム内にあったからこそ、ここまで頑張ることができたと思います。

私が担当した素材は、ある男性が自分の幼少時代の森との触れ合いを回想する話でした。個人的なエピソードを語る部分があまり映像にリンクしていなかったため、ナレーションと映像のギャップを埋める作業に苦労しました。
自分の名前がSST上で映像に載ったとき、初めて「映像翻訳者」であることと実感し、感動しました。これも映像翻訳者の醍醐味ですね !
いつも講義では講師の先生に「チェックしてもらう」側だったので、自分がチェックする側に立つことはあまりありませんでした。でもこの作業を通して、メンバーの原稿が同時に自分の作品の原稿でもあるという意識が高まったように思います。
< 野口恵さん >
普段仕事も授業も一緒にやっている方と一緒に参加させて頂いたので、作業はとてもやり易かったです。素材がボイスオーバーで、尺・スクリプトともに少量だったので最初は「よかった」と思いましたが、翻訳をしてみると非常に大変でした。

映像は主人公が少年時代を回想しながら、ノルウェーの森の大切さを訴える内容です。言っていることが非常に抽象的で、自然な日本語にするのに苦労しました。ネイチャー系のドキュメンタリーだと、普通はディテールを忠実に訳すのが大切だと授業でも習ってきましたが、私たちの素材はディテールがほとんどなかったのです。子どもが見ても分かるように、そして日本語としておかしくないように、ナレーション原稿として「作り直す」。そういう作業の難しさと面白さを感じる、貴重な体験になりました。 ずっとやっていると人の原稿でも、いいのか悪いのか判断ができなくなりました。時間を置くなど、第三者の視点が大事だと痛感しました。

チーム翻訳 ( 全19チーム )