●ニュー・ジェームズ・ボンド誕生!
今回の007はジェームズ・ボンドの原点だ。ショーン・コネリー演じるシリーズ第一作から半世紀近くを経て、原作者イアン・フレミングが始めてボンドを登場させた「カジノロワイヤル」が映画化された。
“00”という殺しのライセンスや“殺しの美学”をまだ持たないジェームズ・ボンドを演じるのはピアース・ブロスナンに代わりボンド役に抜擢されたダニエル・クレイグ。一部ではダニエル・クレイグはボンド役にむかないとの批判の声もあがっているが、今回のボンドはスマートな殺しがまだできない泥臭さがあるスパイだ。そんなボンドがいかにショーン・コネリーやピアース・ブロスナン演じるボンドのように“美学”を持ったスパイになるかをダニエル・クレイグは見事に演じている。
ボンドガールには「キングダム・オブ・ヘブン」でハリウッドデビューをしたフランス人女優エヴァ・グリーン。ボンドの女性への接し方を変えた運命の女ヴェスパーを演じている。彼女はビキニを着て銃を撃つセクシーなボンドガールではなく、ユーモアのセンスを持ちボンドが初めて恋をする女性である。
007には欠かせないガジェットも現実味を出すために“見えなくなる車”のような近未来的なものは出てこない。ボンドカーはアストン・マーティンDBSのほか、DB5(ショーン・コネリーが乗っていた車)も登場する。ボンドがなぜアストン・マーティンBD5に乗ることになるのかも明らかになる!
ロケ地はバハマ、チェコ共和国、イタリア、イギリスと世界各地で行われ、その魅力を存分に映像化している。
原点に戻るというテーマの中で制作された本作は第一作目からのファンはもちろん、初めてボンド映画を観る人は本作を観てから一作目に戻って観るのも良いかもしれない。ジェームズ・ボンド/ダニエル・クレイグの誕生を見逃すな。
●ストーリー
世界中のテロリストに資金を提供する“死の商人”ル・シッフルを破産させるためにボンドはカジノへ向かう。全財産を賭けた戦いに負けたル・シッフルはボンドのパートナーであり、監視役の美女ヴェスパーを拉致する。追いかけるボンドに襲いかかる危険な罠。そしてその先にはボンドが予想も出来ない結末が待ち受けている。
記者会見での質問>>
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