日本映像翻訳アカデミーLos Angeles

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受講生と育んだ「ロサンゼルス校の強み」

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日本映像翻訳アカデミー(JVTA)ロサンゼルス校 マネージャー
藤田彩乃 (ふじた あやの)


私がロサンゼルスに渡ったのは2008年。目的は「米国初となる映像翻訳専門スクールの開校」でした。苦労もありましたが、「新たな時代の映像翻訳者を育成する機関をロサンゼルスで発展させよう」という呼びかけに、外務省関係者や国際交流基金、現地で長く活動されている日系メディア関連団体など、多くの公的機関や企業、専門家の方々からの賛同と協力を得ることができました。

その結果、ロサンゼルスにお住まいの方々を対象とした「映像翻訳者プロ養成コース」は順調なスタートを切ることができました。すでに多くの修了生がプロの映像翻訳者、翻訳者、通訳者として多方面で活躍しています。海外在住が長く、高い英語運用力を持つ受講生には、近年需要が急増している日英映像翻訳(日本のアニメーション・映画・ドラマの英語字幕・吹き替え翻訳)の世界で活躍している方もいます。日英映像翻訳を常設コースとしてプロを輩出したのは、数ある映像翻訳学校の中でもJVTAロサンゼルス校が初めてでしょう。

また、ロサンゼルス校では翻訳者による英語吹き替え原稿を、英語としてより自然な言い回しに変え、画面の口の動きにぴったり合うように編集するライターの育成コース「英語吹き替えアダプテーション・コース」を開催しています。さらに、米国の著名声優を講師に迎えた「声優トレーニング・コース」も展開するなど、映像制作ビジネスに関心を寄せる現地のアメリカ人を対象としたコースも運営しており、さまざまな交流を通じて文化を育む場ともなっています。

2010年10月には拠点をトーランス移し、より学びに適した環境で教育を行っています。大きな出来事の1つは、それまで同地で20年以上の実績をもつ職業訓練スクールの留学プログラム運営権を引き継ぐかたちで、米国教育局の認可を受けた「職業訓練学生ビザ(M-1ビザ)」発給対象となる「全日制カリキュラム」をスタートさせたことです。このことにより、「日本からの留学生が、ロサンゼルスの地で、映像翻訳・実務翻訳・初級逐次通訳のトレーニングを受けられるスクール」として、さらに高い評価を得るに至っています。

本留学コースを終えて帰国後、プロの登竜門であるトライアルに合格した方や、スキルを生かした就業を果たした方などから、たくさんの嬉しい報告をいただいています。

 

教育はもとより「就業サポート」にも力を注ぐ

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修了生の就業支援サポートに力を注いでいるのもロサンゼルス校の特長のひとつです。東京校で開発された当校独自のモデルを共有し、日本とアメリカの両方から修了生のプロデビューを支援しています。 

ロサンゼルス校の映像翻訳・実務翻訳・通訳実務の受発注部門は、ハリウッドビジネスの中核に位置する企業や映像制作会社、その他多くの一般企業や団体をクライアントに持っています。字幕・吹き替え翻訳はもちろん実務文書翻訳や会議通訳まで、さまざまな分野で修了生が実務に関わる場を創出し、サービスを提供しています。近年では今まで接点がなかった米国企業からの問い合わせや仕事の依頼も少なくなく、当校の修了生による実績や成果が業界の内外に着実に伝わっていることを日々実感しています。

 

他に例がない「全日制留学コース」の特長と成果

全日制留学コースには2つの専攻があります。「映像翻訳専攻」はプロの映像翻訳者になるために必要なスキルや知識を効率よく学ぶと同時に、通訳・実務翻訳の基礎訓練を積み、総合的な実務英語運用力を強化できるプログラムです。英日はもとより、日英翻訳スキルの取得にも力点を置いていることも、この専攻ならではの特長です。

「通訳・実務翻訳専攻」は、文字通り全日制の密度の濃いトレーニングによって、広範囲のビジネスシーンで武器となり得る通訳と実務翻訳の基礎を学びとるカリキュラムです。通訳の講義では、シャドーイングなどのメソッドを駆使して英語から日本語へ、日本語から英語への逐次通訳訓練を集中的に行います。聞きなれない用語や興味のない分野も扱いますので、幅広い語彙力や対応力が養われます。実務翻訳の講義では、契約書やビジネス文書などを用いて、正しい原文解釈力と翻訳の基礎力の強化を図ります。どのクラスも実績のある講師が指導にあたりますので、現場で求められる実践的なノウハウが学べます。

「全日制留学コース」で学ぶメリットや、日本で同様のトレーニングを受けることとの違いについては、当サイト内の映像翻訳専攻[全日制]通訳・実務翻訳翻訳専攻[全日制]を参考にしてください。ロサンゼルス校の環境では、教室内はもとより、日常生活のすべてが語学運用力強化へと向かいます。それが、ゴールへの近道であることは、多くの修了生の実績が証明しています。

 

現地のニーズに根差した事業を展開

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ロサンゼルス校では、開校当初から、ビザのサポートを必要としない現地の方々を対象に、週1回の通訳・翻訳・映像翻訳コースを主に週末に運営してきました。そこでは米国の永住権・市民権を持つ方、日系企業の駐在員やそのご家族、留学中の学生など、さまざまなバックグラウンドを有する方々が受講されています。

また、米国で高い人気を誇る声優、クリスピン・フリーマン氏によるプロの声優になるためのワークショップも開催しています。このクラスには全米各地から受講生が訪れ、ハリウッドで活動するプロの声優が参加することもあります。さらに、受講生、修了生、スタッフや講師が一丸となってロサンゼルスで開催される映画祭や映像関係のイベントに積極的に協力、協賛しています。

 

語学の力を生かして、長く、確実に働きたい方へ

語学留学を経験する方が増加するなか、もはや「日常英会話ができるレベル」では実務スキルとして評価されない時代となりました。フリーランスの映像翻訳者、実務翻訳者、通訳者として活動するためにはもちろん、就業対象となる企業や団体に対しても「留学経験がある」というだけではアピールになりません。大事なことは、「どこまで専門の職業訓練を受けたか」です。その有無は、採用のプロ、発注のプロの目から見れば明らかでしょう。即戦力が求められる時代に、商談や交渉などのビジネスシーンで通用する英語運用力は、そうした訓練を受けないと身につかないからです。

すでにプロであっても、中途半端な語学力の翻訳者や通訳者は淘汰される傾向にあります。「何となく英語を勉強していたら、いつの間にか英語で仕事をするようになった」というような話は、すでに過去のものです。

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映像翻訳は、言葉を変換するだけの作業ではありません。映像翻訳者に期待されているのは「文化の翻訳」です。「コンテクスト(行間)の翻訳」と言ってもよいでしょう。言葉の背後にあるニュアンスや映像作品全体を包み込む慣習やメッセージを読み取るスキルとノウハウをもっていれば、必ずプロの映像翻訳者として長く活躍できます。ロサンゼルス校の環境に身を置くことで、そうしたスキルとノウハウは効率的に身につくはずです。それは何より、私自身の経験から自信をもって言えることです。

語学力を生かした仕事を目指している皆さん、ぜひロサンゼルス校を訪れてください。スタッフと講師一同、全力で応援します。


藤田彩乃 (ふじた あやの)

日本映像翻訳アカデミーのMTCにて映像翻訳者兼映像翻訳ディレクターを務めた後、現在は同スクールロサンゼルス校のマネージャー兼講師として活躍。米国在住の受講生を指導するほか、映画やアニメーション作品などの英日・日英映像翻訳の実務を指揮する。

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