活躍する修了生
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日本映像翻訳アカデミーの修了生は幅広い分野で活躍しています。
映画やドラマだけでなく、WEBサイト、書籍などそのジャンルはさまざまです。
彼女ら、彼らがJVTAで学んでいた時、何を感じたのか?
多数ある声からいくつかをセレクトしました。
修了生の声
- 東京校
- ロサンゼルス校


西山香苗さん
2004年 英日映像翻訳科
実践コース修了
自然ドキュメンタリーから、格闘技、車関連など幅広いジャンルの字幕・吹き替えを手がける。
説明会でフリーランスを応援する
代表の想いに共感し入学
映像翻訳を学びたくて、いくつかの学校説明会に参加しましたが、代表の方の言葉を聞く機会はなかなかありませんでした。そんななか、日本映像翻訳アカデミーでは、代表の新楽さんが自ら登壇され、「なぜこの学校を設立されたのか」という私の質問にも、ライター、編集者として言葉のプロの立場からお話をしてくださいました。フリーランスという言葉自体もまだそこまで広まっていなかった当時、「フリーランスの活躍の場を広げたい」という熱い想いを伺って、「私もここに入ったら可能性が見えてくるんじゃないか」と思い、この学校を選びました。
◆西山さんの紹介動画はこちら
地方に移住で休学後、オンライン受講で
復学し修了してプロデビュー!
通学中は楽しかったものの仕事が多忙になり、残り半年になったところで休学を決意。それでも、映画館に行くたびに字幕が気になってしまい、 “絶対復学して映像翻訳者になる!”という気持ちを忘れずにいました。ちょうど1年後、たまたま結婚と地方への転居が決まって会社を退職したのを機に、東京校の講義を自宅で受講する「オンライン受講」で復学し、無事に修了することができました。地方在住でも教室に通った同じ感覚で学べたのが嬉しかったです。他の人よりも1年長くかかりましたが、その分強い気持ちで受講できたと思います。
◆中嶋さんのインタビュー記事はこちら


星野みゆきさん
2014年 英日映像翻訳科
実践コース修了
映像作品をはじめ、書籍の翻訳などでも活躍中。マーケティングやIT、スポーツなど幅広い分野を手がける。
修了生トライアルでディレクターの
激励を受け、念願のプロデビュー
JVTAの説明会に参加し、映像翻訳者を目指して一から英語を勉強しました。そしてJVTAに入学し、実践コースを修了。トライアルを受け続けた間は不安もありましたが、次点フィードバックでディレクターの方から直接激励していただいたこと、何度か次点に入るうちにテキスト翻訳の仕事をいただけるようになったこと、課外講座で一緒に合格を目指す仲間がいたことを励みに、1年後に合格できました。今は映像翻訳者としてさまざまなジャンルの仕事をいただき、とても充実しています。皆さんもぜひ諦めずに頑張ってほしいと思います。
◆星野さんが手掛けた翻訳の記事はこちら
ゴルフ好きをアピールし、
大好きな選手の番組の字幕を
担当できた
説明会でJVTAには修了生のための受発注部門(メディア・トランスレーション・センター)があり、修了後のサポート体制がしっかりしていると分かりました。これなら私も本当にプロになれると具体的に思い描くことができたのです。私はゴルフが大好きなのですが、それを受発注部門のディレクターにアピールしたところ、トライアル合格後に早速ゴルフの仕事を発注していただきました。それが私の大好きな選手の特集番組で、夢が叶いすごく嬉しかったのを覚えています。その時に改めて一生、映像翻訳の仕事をやっていきたいと思いました。
◆柳澤さんの紹介動画はこちら


廣瀬達大さん
2015年 英日映像翻訳科
実践コース修了ほか
音楽やホラーなど得意分野を生かして活躍中。英日翻訳とバリアフリー字幕の二刀流でキャリアを積む。
映像翻訳、歌詞対訳、バリアフリー字幕
多彩な分野で活躍できるように!
音楽好きをアピールしていたら、トライアルに合格して初めて頂いた仕事がミュージシャンのドキュメンタリーでした。また、音楽サイトの記事翻訳にも携わり、自分が好きなアーティストのニュースやインタビューを訳せたときは、本当に嬉しかったです。念願だった歌詞対訳のキャリアもスタートしました。さらに、バリアフリー講座を受講。自分の作る字幕が誰かの役に立っているということが、バリアフリー字幕ではよりリアルに感じられます。JVTAに通い始めたときには思い描いていなかった、さまざまな種類の仕事をしています。
◆廣瀬さんの紹介動画はこちら


岩辺いずみさん
2002年 英日映像翻訳科
実践コース修了
ブロードウェイ版『ロミオとジュリエット』をはじめ、多くの劇場公開作品の字幕を手がける。キャリアは18年。アクションやコメディ、ホラーなど幅広いジャンルの作品で活躍中。

瀬尾友子さん
1997年 英日映像翻訳科
実践コース修了
ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』や映画『ボヘミアン・ラプソディ』『マレフィセント2』など多くの劇場公開作品やテレビドラマシリーズの吹き替え翻訳を手がける。
翻訳の世界は間口が広くて奥深く、苦しいながらも喜びと楽しさに溢れている!
幼少期から海外ドラマや洋画・海外文学が大好きです。映画やドラマからドキュメンタリーに至るまで、海外の作品が地上波を席巻していた時代に育ち、欧米に強い憧れを抱きました。1990年代後半、カナダ留学から帰国して間もなく書店で偶然手に取った習い事雑誌に、「CS・BS放送開始に伴い翻訳者が必要」と書かれており、憧れの世界に触れたい一心でJVTAに通い始めました。 いざ通い始めると実力のなさを痛感しました。1年間のコースで評価は最低・最悪です。でも何故かやめられない。すでに翻訳の虜でした。「翻訳とは何か」をようやく理解できたのは、JVTA代表の新楽講師の日本語講座でした。翻訳ではなく、日本語で一から文章を書くことで初めて「その台詞やシーンで何を意図しているか」ということを意識したのを覚えています。修了後は何度かトライアルに挑戦し、映像翻訳者としてプロデビュー。現在は吹き替え翻訳を中心に手がけています。翻訳の世界は間口が広くて奥深く、苦しいながらも喜びと楽しさに溢れています。一生修行。何とかしがみついていきたいと思います。
◆瀬尾友子さんのインタビュー記事はこちら

スミスさやかさん
(涙さやか、Sayaka Rui)
日英映像翻訳科
実践コース修了
イギリス在住。オンラインで日英映像翻訳科を受講。『カメラを止めるな!』をはじめ、多くの日本映画の英語字幕を手がける。また、美容関連の通訳として20年以上のキャリアを持つほか、海外の映画祭でも通訳を務める。
通訳は良くも悪くも一発勝負、翻訳は長期戦でじっくり完成を目指せるのが魅力
美容の通訳から始めて、他の業界でも少し通訳をやって来ましたが、私にとって、通訳は良くも悪くもやり直しが効かない、一発勝負という気でやる仕事です。どれだけ準備して行っても良くできた日とダメだった日があり、その差は自分の中では大きいです。 映像翻訳の場合は、一発勝負ではなく長期戦というか、どこでこの勝負を決着させるのかが自分にかかっているというところが魅力だと感じています。日英映像翻訳のコースを受講している間は、毎週与えられる課題にどれだけ真剣に取り組めるのかを、本業とのバランスを考えて決めていました。映像翻訳が本業の一部になってからは、当然全ての仕事に真剣に取り組む事になるわけですが、素材が届いてから締め切りまでの期間に余裕がある時も、不可能に近いほど短い時でも、最終的にはどこで“完成”にするのかを決める時が辛くもあり、楽しくもあります。 もう一つの魅力は、映像翻訳は飽きない。作品が違えば撮り方も、編集も、音楽も必ず変わるので同じ作業でも飽きることがありません。例えば、役者さんの声の出し方や切れ方も人によって違うので、字幕のイン点とアウト点を決める時に決めやすい人と決めにくい人がいると気づいたり、カット割りなども編集者それぞれの特徴があって面白い。フレーム単位で細かく聞く字幕翻訳者ならではの密かな楽しみなのではと思います。
◆スミスさやかさんのインタビュー記事はこちら
「自分が好きな映像を観ながら
楽しんで翻訳をしたい」と
映像翻訳の世界へ
映像翻訳を学ぶ前は、アメリカにある日系企業で通訳や翻訳業務に携わっていました。結婚、出産を経て、「自分が好きな映像を観ながら楽しんで翻訳をしたい」と思い、英日の映像翻訳を学ぶことにしたのです。日本語から英語に翻訳する経験はありましたが、日本語をアウトプットする機会が少なかったために、語彙力が足りないことを痛感しました。学校からも、英語の解釈力には問題はないので、日本語での自然な表現を磨くようにというアドバイスをもらいました。それからは「インプットに無駄はない!」という気持ちで、ジャンルを問わず日本のテレビ番組などを観て、自然な会話や流行っている言葉などをインプット。また、ストーリー展開を意識しながら観ることで、字幕の流れを作る時の訓練になります。英語力があるからといって、翻訳・通訳ができるわけではなく、言語力はプロとして必要な要素のほんの一部に過ぎないのです。修了後に受けたJVTAのトライアルに合格し、子育てと両立させながらマイペースで映像翻訳を続けつつ、ロサンゼルス校で講師も務めています。
◆マクラウドさんのインタビュー記事はこちら