発見!今週のキラリ☆

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vol.66 「御告げ」 by 浅野一郎


9月のテーマ:妄想

すっかり秋めいてきましたね。これからは、ひと雨ごとに気温下がり、まことにいい季節です。1日も早く真冬になってもらたいものです!

さて今回のテーマは「妄想」。実は先日、もう少しで妄想が現になる機会がありました。

私の妄想で常にランキング上位に来ているものが、"もしも宝くじに当たったら"シリーズです。しかし、そもそも、私は宝くじのシステムを信じていないので、買ったことすらありません。これではもちろん、当たるはずもないのですが、3億あったら何をしよう? 何を買おう? 1億だったらすぐになくなっちゃうな... などという妄想だけは逞しく膨らませていました。

そんなある日、夢を見ました。私が家にいると、辺りが急に暗くなり、空から龍が舞い降り、家の周りをグルグル旋回し、その後、天に向かって昇っていくという夢でした。
今まで初夢でさえろくな夢を見たことがなかった私に、あまりにもあからさまな御告げです。くしくも、その日は宝くじの販売最終日。"残り物には福がある"という諺にも背中を押され、興奮した私は、朝一で今まで買ったこともない、宝くじを買いました。当選番号の発表を待つこと10日あまり。

結果はというと、まだ会社勤めをしていることからもお分かりいただけると思いますが、残念ながら当たり番号にはかすりもしませんでした...。

ちなみに、当選番号の発表を待つ間に膨らませていた妄想は、"3億当たったら田舎に家を買って、愛車のマスタングとドゥカティの改造をして日を暮らし..."というもの。妄想と言うには甚だダイナミックさに欠け発想力にも乏しいのですが、3億が手に入るのはほぼ確実と思っていただけに、落胆の度合いもとても激しいものでした。
あの龍の御告げは何だったのか? いまだに分かりませんが、きっと何かの象徴なのだろうと、今日もまた妄想を膨らませています。