発見!今週のキラリ☆

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vol.133 「カエル」 by 野口博美


4月のテーマ:再生

寒かった冬がようやく終わり、春がやってきた。寒がりなくせに厚着が大嫌いな私にとっては、ありがたい季節である。お花見や山登りなどのレジャーを満喫できる素晴らしい季節だが、そういいことばかりでもない。私がこの世で最も忌み嫌う生物、カエルが登場するからである。

春になると冬眠から目覚め、再び地上で活動を始めるカエル。今の時期に愛犬の散歩に出かけると20センチ超はあるであろう彼らに遭遇することが時々ある(怖くて正視できないので種類は不明)。別に何か危害を加えられるわけではないけど、とても横を通り過ぎるなんてことはできない。だから、おそるおそる爪先立ちで回れ右をしなければならないのだが、その日はずっと自分が田舎に住んでいることを呪い、ブルーな気分で過ごすことになる(だって都心でそんなに大きなカエルって見かけないですよね?)。だから春の、特に雨の日に犬を外に連れ出すのは気が滅入るし、とても勇気がいる。

なぜこんなにもカエルを恐れることになってしまったのか皆目わからない。とにかく生理的に受けつけられない。幼い頃はオタマジャクシを空き缶に入れて遊んでいたのに、まったくもって不可思議だ。触ったことがないのでわからないけど、きっとヌルヌルしていて柔らかいであろう体と、グロテスクな色や目つきのせいだろうか。小学生の頃に、車に轢かれてしまった彼らの気の毒な姿を幾度となく目にしてきたせいかもしれない。

たまに旅番組などでタレントがカエルを食し「鶏肉みたい!」とはしゃぐ場面を見かけるが、100万円もらっても遠慮したい。
先ほどカエルの生態を調べてみたところ、彼らは異物を飲み込むと胃袋ごと吐き出して中身を洗浄するらしい。何と恐ろしい。いつかカエルがテーマの案件を担当することになったらどうしようかと今から不安で仕方ない。