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vol.171『ハリーポッターと秘密の部屋』 by 平石真紀


1月のテーマ:縁起

先日、久しぶりにヘビの夢を見た。私の中でヘビが出てくる映画といえば、『ハリーポッターと秘密の部屋』だ。

ホグワーツ魔法魔術学校の2年生に進級した12歳のハリーは、親友のロンとハーマイオニーとともに充実した学校生活を送っていた。しかし、やがて学校で生徒たちが石になってしまうという不気味な事件が起こり始める。「その原因は、ハリーが学校の伝説となっている"秘密の部屋"の扉を開けたことにある」。そんな噂が校内に広まり、ハリーは身の潔白を証明するために、親友たちと秘密の部屋を探し出す。部屋にたどり着いたハリーを待ち受けていたのは、事件の主犯であるトム・マールヴォロ・リドル(後のハリーの宿敵、ヴォルデモート卿)と見た者を石にしてしまうヘビ、バシリスクだった。全長30メートルはあろうかという巨大なヘビが、毒のある牙でハリーに襲いかかる。ハリーは複雑に入り組んだ排水路を駆け回りながら懸命に戦い、最後にバシリスクの頭を剣で貫いて倒す。

特にヘビ好きというわけではないし、は虫類は苦手なほうだが、"お金に縁のある生き物"、"不良長寿のシンボル"と言われると、夢でヘビを見るのも悪くない。むしろ、何か縁起のいいことが起りそうな気がする...。そんな安易な考えをするのは私だけだろうか? などと思っていたら、また本作を見たくなってきた。

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『ハリーポッターと秘密の部屋』
監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン
製作国:アメリカ
製作年:2002年
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